

SBI証券のS株(単元未満株)は、少額から気軽に株式投資を始めたい方に最適なサービスです。
通常は100株単位でしか購入できない国内株式を、1株から手数料無料で取引できる点が大きな魅力となっています。
たとえば、株価が高い有名企業でも、S株なら1株単位で保有できるため、まとまった資金がなくても分散投資が実現可能です。

注文は24時間いつでも受け付けており、1日3回の約定タイミングで取引が成立する仕組みです。
また、Pontaポイントを使ったS株購入や、2024年秋以降にはVポイントによる「日株積立」も利用できます。
S株は成行注文のみで、指値注文や株主優待・議決権には原則非対応ですが、配当金は通常の単元株と同様に受け取ることができるのです。
他社サービスと比較しても、SBI証券は東証全銘柄を1株から手数料無料で取引でき、利便性とコストパフォーマンスのバランスが非常に優れています。

ポイント
- SBI証券のS株は、1株から少額で国内株式に投資できるサービスである
- 売買手数料は無料で、東証全銘柄を1株単位で取引可能である
- 注文は24時間受付、1日3回の約定タイミングが設定されている
- S株は成行注文のみで、指値注文や株主優待・議決権には原則非対応である
- PontaポイントでS株購入が可能、Vポイントは2024年秋以降に対応予定である
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SBI証券のS株(単元未満株)とは?特徴とメリット
この章ではSBI証券のS株(単元未満株)の特徴とメリットについて解説します。
S株(単元未満株)の基本概要
SBI証券のS株(単元未満株)は、通常100株単位でしか買えない国内株式を1株から購入できるサービスです。
たとえば、株価が1,000円の銘柄なら、100株だと10万円が必要ですが、S株なら1,000円から投資を始められます。
この仕組みは、まとまった資金がなくても株式投資を体験したい人にとって大きな魅力です。
S株は特定口座・一般口座・NISA口座(成長投資枠)でも利用できます。
注文方法は成行注文のみとなり、指値注文はできません。
24時間いつでも注文が可能で、1日3回の約定タイミングで取引が成立します。
この柔軟な仕組みは、投資初心者や忙しい社会人にも利用しやすい設計です。
SBI証券S株の主なメリット
1株から買える少額投資
S株の最大の特徴は、1株から購入できる点です。
これにより、数百円や数千円といった少額からでも投資を始められます。
たとえば、1株1,500円の企業であれば、ランチ代程度の資金で有名企業の株主になれるのが現実的です。
まとまったお金を用意しなくても、複数の銘柄に分散投資することも可能となります。
初心者が投資の第一歩を踏み出すのにぴったりの仕組みです。
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売買手数料無料の魅力
SBI証券のS株は、売買手数料が無料です。
これは「ゼロ革命」と呼ばれる取り組みの一環で、インターネットコースの現物取引や信用取引が対象となっています。
他社では最低手数料やスプレッドがかかる場合もありますが、SBI証券ならコストを気にせず何度でも取引できます。
コストを抑えて取引したい方や、まずは少額で株式投資を体験したい方にも最適です。
東証全銘柄に対応
SBI証券のS株は、東証に上場している全銘柄(約3,900~4,000銘柄)を1株単位で売買できます。
他社サービスでは一部銘柄しか扱っていない場合もありますが、SBI証券なら幅広い選択肢から投資先を選べます。
たとえば、話題の成長企業や高配当株、有名な大型企業まで、好みに合わせて自由に投資できる点が大きな強みです。
24時間注文可能
S株の注文は24時間いつでも受け付けています。
実際に取引が成立するのは1日3回(前場始値・後場始値・後場終値)ですが、夜間や早朝など自分の都合の良いタイミングで注文を出せるのは忙しい現代人にとって大きなメリットです。
たとえば、仕事や家事の合間にスマホで注文を済ませておけば、翌営業日の朝に自動で取引が成立します。
S株のデメリット・注意点
S株は非常に便利なサービスですが、いくつか注意点もあります。
まず、約定(取引成立)のタイミングが1日3回に限られているため、「今すぐ買いたい」「急いで売りたい」といった場合にはタイムラグが発生します。
また、S株は成行注文のみで、指値注文(価格を指定して注文する方法)は利用できません。
そのため、思った価格で必ずしも取引できるとは限らない点に注意が必要です。
さらに、単元未満株のままでは議決権が得られず、株主優待も原則として受け取れません。
優待や議決権を得たい場合は、S株をコツコツ買い集めて100株(単元株)にする必要があります。
こうした特徴を理解したうえで、自分の投資スタイルに合った使い方を検討しましょう。

SBI証券でS株を買う方法と注文手順
この章ではSBI証券でS株を買う方法と注文手順について解説します。
S株の注文方法(Web・アプリ)
SBI証券でS株を購入するには、まず証券口座の開設と入金が必要です。
口座開設は公式サイトからオンラインで申し込めます。
準備が整ったら、Webサイトまたはスマホアプリから取引を始めましょう。
Webの場合は、ログイン後「取引」→「国内株式」→「単元未満株」を選択します。
買いたい銘柄のコードや名前を入力し、注文画面に進みます。
注文株数を入力し、取引パスワードを入力したら「注文確認画面へ」をクリック。
内容を確認し「注文発注」を押せば完了です。
アプリの場合も流れはほぼ同じです。
アプリを起動してログイン後、「銘柄検索」から買いたい銘柄を選びます。
株数を入力し、注文内容を確認したら発注します。
どちらも1株から注文でき、初心者でも直感的に操作しやすい設計です。
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S株の取引ルールと約定タイミング
S株の注文は24時間いつでも可能ですが、取引が成立するタイミング(約定)は1日3回に決まっています。
- 0:00~7:00の注文は当日9:00前後の前場始値で約定。
- 7:00~10:30の注文は当日12:30前後の後場始値で約定。
- 10:30~14:00の注文は当日15:00前後の終値で約定。
- 14:00~24:00の注文は翌営業日の9:00前後の前場始値で約定。
例えば、夜に注文を出しておけば翌朝の始値で買えるため、忙しい人でも自分のペースで投資できます。
ただし、S株は成行注文のみで、指値注文は利用できません。
思った価格で買えない場合がある点には注意しましょう。
リアルタイムでの売買はできないものの、少額から分散投資を始めたい初心者には十分な利便性です。
S株でポイント投資・積立投資を活用する方法
SBI証券では、Pontaポイントを使ってS株の購入が可能です。
Vポイントは2024年秋以降、「日株積立」などでS株購入に利用できる予定で、現時点では主に投資信託の購入に利用できます。
1ポイント=1円として、現金と同じように利用できるのです。
ポイント投資はWebサイトから設定し、買付金額の一部または全額に充当できます。
普段の買い物やクレジットカード利用で貯めたポイントを資産運用に活かせるのが魅力です。
また、SBI証券は「国内株式積立サービス」を提供中。
積立したい銘柄や金額、頻度(毎週・毎月など)を設定すれば、自動で1株単位から積立購入できます。
積立時にポイントを自動で使うこともでき、資産形成を無理なく継続できます。
計画的に投資を続けたい方や、ポイントを有効活用したい方に最適なサービスです。

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S株の手数料・取引時間・注意点
この章ではS株の手数料・取引時間・注意点について解説します。
S株の手数料体系
SBI証券のS株(単元未満株)は、売買手数料が完全無料です。
2023年9月30日から「ゼロ革命」として、現物株式・信用取引・単元未満株のすべてで手数料が0円となりました。
他社の場合、NISA口座限定で無料だったり、売却時に0.55%の手数料がかかるケースも見られます。
SBI証券なら、買付・売却ともにコストゼロで何度でも取引できるため、少額で株式投資を始めたい方や、頻繁に売買したい方にとって大きなメリットになります。
なお、報告書類の電子交付設定が必要ですが、特別な手続きは不要です。
コスト面で不安を感じていた投資初心者も、安心してチャレンジできる環境が整っています。
注文受付時間と約定タイミング
S株の注文は24時間いつでも受け付けていますが、実際に取引が成立する「約定タイミング」は1日に3回です。
具体的には、午前0時~7時の注文は当日前場(9時頃)で、7時~10時30分の注文は当日後場(12時30分頃)、10時30分~14時の注文は当日後場終値(15時頃)で約定します。
それ以降の注文は翌営業日前場での約定となります。
リアルタイム取引ではないため、注文から約定までタイムラグが生じる点に注意が必要です。
たとえば、夜に注文を出した場合、翌朝の始値で取引が成立します。
忙しい方でも自分の都合に合わせて注文できる一方で、値動きの大きい銘柄では思わぬ価格で約定することもあるため、注文タイミングには工夫が求められます。
指値注文不可などの注意点
S株では、指値注文が利用できません。
すべて成行注文のみとなり、価格を指定して注文を出すことはできない仕組みです。
たとえば「この価格以下で買いたい」と思っても、現実にはその時点の株価で約定してしまいます。
想定より高値で買ってしまったり、安値で売ってしまったりするリスクがあるため、特に値動きの激しい銘柄を扱う場合は注意が必要です。
また、約定前であれば注文の取消や訂正が可能ですが、約定後のキャンセルはできません。
希望の価格で確実に取引したい場合は、通常の単元株取引を検討するのも一つの方法です。
S株は「少額で気軽に始める」ことに特化したサービスといえます。
株主優待や配当の取り扱い
S株を保有している場合でも、配当金は通常の単元株と同様に株数に応じて受け取れます。
たとえば、1株あたり50円の配当が出る銘柄なら、S株で1株持っていれば50円が配当として支払われるのです。
配当金の受け取り方法は「証券口座への振込(株式数比例配分方式)」が一般的で、NISA口座利用時にはこの方式を選ぶことで非課税のメリットも享受できます。
一方、株主優待については多くの企業が「単元株(通常100株)」以上の保有を条件としているため、S株だけでは優待がもらえないケースがほとんどです。
ただし、まれに1株からでも優待がもらえる企業も存在します。
優待目的の場合は、対象銘柄や条件を事前に確認することが重要です。
配当狙いの分散投資にはS株は有効ですが、優待投資を目指すなら単元株まで積み増す戦略が必要になります。

SBI証券のS株と他社サービスの違い
この章ではSBI証券のS株と他社サービスの違いについて解説します。
主要ネット証券とのサービス比較
SBI証券のS株は、1株から東証全銘柄を手数料無料で売買できる点が最大の特徴です。
楽天証券の「かぶミニ®」やマネックス証券の「ワン株」など、他社も単元未満株サービスを提供していますが、細かな違いがあります。
たとえば楽天証券はリアルタイム取引や指値注文が可能ですが、スプレッド(0.22%)という隠れたコストが発生。
マネックス証券では買付手数料は無料ですが、売却時に最低52円の手数料がかかる場合があります。
auカブコム証券(現・三菱UFJ eスマート証券)の「プチ株®」もNISA口座なら売買手数料無料ですが、通常は売却時に手数料が必要です。
松井証券やCONNECT証券も1株から取引可能ですが、手数料や取扱銘柄数で差があります。
こうした違いを理解して選ぶことが、コストを抑えた投資につながります。
S株独自の強みと他社の特徴
SBI証券のS株が他社と一線を画すのは、買付・売却ともに手数料が完全無料である点です。
楽天証券やマネックス証券も買付は無料ですが、売却時に手数料やスプレッドがかかるケースがあります。
また、SBI証券は東証全銘柄を1株から売買できるため、投資先の選択肢が非常に広いのが魅力です。
さらに、24時間いつでも注文でき、スマホやPCから簡単に操作できます。
ポイント投資にも対応しており、VポイントやPontaポイントを1ポイントから利用可能です。
他社ではポイント投資の対象が限定されていたり、リアルタイム取引に制限がある場合もあります。
SBI証券はネット証券最大手として、商品ラインナップやサポート体制も充実しているため、初心者でも安心して利用しやすい環境が整っています。
コスト・取扱銘柄・利便性の比較
コスト面では、SBI証券のS株は買付・売却ともに手数料が0円です。
楽天証券のかぶミニ®も手数料無料ですが、リアルタイム取引時には0.22%のスプレッドが発生します。
マネックス証券のワン株は買付無料、売却は0.55%(最低52円)、auカブコム証券のプチ株®も売却時に0.55%の手数料が必要です。
取扱銘柄数では、SBI証券は東証全銘柄(約3,900~4,000銘柄)をカバーし、他社よりも幅広い投資先を選べます。
利便性の面では、SBI証券は24時間注文受付・1日3回の約定タイミングで、忙しい人でも使いやすい仕組みです。
ポイント投資や積立サービスも充実しており、投資初心者が少額から気軽に始められる環境が整っています。
総合的に見て、コスト・利便性・取扱銘柄のバランスが取れているのがSBI証券S株の大きな強みです。

S株で少額・分散投資を始めるコツ
この章ではS株で少額・分散投資を始めるコツについて解説します。
初心者におすすめの活用法
S株は、投資初心者が「まずは少額から株式投資を体験したい」と考えるときに最適なサービスです。
1株数百円から購入できるため、まとまった資金を用意する必要はありません。
たとえば、オリエンタルランドやトヨタ自動車のような高額銘柄も、S株なら1株単位で気軽に保有できます。
また、S株は手数料無料なので、取引コストを気にせずに何度でも売買できます。
最初は気になる企業を1株ずつ買ってみる、というスタートがしやすいのも特徴です。
さらに、SBI証券ではVポイントやPontaポイントを使ったポイント投資も可能です。
現金を使わずに投資体験できるため、リスクを抑えたい人にもおすすめできます。
まずは少額で複数の企業を持ってみて、株価の動きや配当金の仕組みを体感することが、長期的な資産形成への第一歩となります。
分散投資の実践例
S株を活用すると、少額でも複数の銘柄に分散投資が可能です。
たとえば、10万円の資金があれば、5つの異なる業種の企業に2万円ずつ分けて投資できます。
実際に、食品、IT、自動車、不動産、インフラなど、業種を分けて1株ずつ購入することで、特定の業界に依存しないポートフォリオを作ることができるのです。
これにより、どこかの業界が不調でも全体のリスクを抑えられます。
また、同じ銘柄でも購入時期を分散させる「時間分散」も有効です。
毎月1万円ずつ異なるタイミングで買い増すことで、価格変動のリスクを平均化できます。
高配当銘柄やテーマ投資の活用方法
S株は高配当株投資やテーマ投資にも非常に相性が良いサービスです。
高配当株の場合、1株からでも配当金を受け取ることができるため、少しずつ複数の高配当銘柄を集めていく戦略が取れます。
たとえば、日本製鉄やソフトバンク、JT(日本たばこ産業)など、配当利回り4%以上の大型株も1株単位で購入可能です。
実際にS株で高配当株ポートフォリオを組み、毎年数万円の配当を受け取っている投資家も増えています。
また、SBI証券の「テーマキラー!」を使えば、「AI」「半導体」「脱炭素」など旬のテーマごとに10銘柄へ自動で分散投資ができます。
5万円から始められ、手数料も無料。
テーマ選びや銘柄選定が難しいと感じる方でも、手軽に分散投資が実現できます。
このように、S株は高配当株の積み上げや、話題のテーマ投資で資産を増やしたい方にもぴったりの仕組みです。

まとめ
ポイント
- SBI証券のS株は、1株から少額で国内株式に投資できるサービスである
- 売買手数料は無料で、東証全銘柄を1株単位で取引可能である
- 注文は24時間受付、1日3回の約定タイミングが設定されている
- S株は成行注文のみで、指値注文や株主優待・議決権には原則非対応である
- PontaポイントでS株購入が可能、Vポイントは2024年秋以降に対応予定である
今回はSBI証券S株(単元未満株)について説明してきました。
最後にもう一度まとめます。
SBI証券のS株(単元未満株)は、1株から手数料無料で国内株式に投資できる初心者向けサービスです。
東証全銘柄が対象で、少額から分散投資や積立も実現できます。
注文は24時間受付・1日3回の約定タイミングで、忙しい方にも使いやすいのが特長です。
PontaポイントやVポイントも活用でき、配当金も1株から受け取れます。
まずは少額から始めて分散投資や積立を活用し、リスクを抑えながら資産形成を目指すことをおすすめします。


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