

本記事は、SBI証券のアプリに関して検索する忙しい社会人に向け、誤発注と見逃しを最小化しつつ、今日から運用できる状態へ導くセットアップ手順をまとめました。
要点→判断基準→実例の順で最短理解を目指します。
口座開設〜初期設定〜入金〜初回発注までの全体像は、証券口座を作ったら最初にやること|初期設定チェックリストで一度に確認できます。
迷ったらここへ戻ればOK。
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ログイン/生体認証(安全性の土台)


手順の要点
- アプリ起動→ログイン→設定>ログイン/セキュリティで「Face/Touch ID(iOS)」または「生体認証(Android)」をON。
- 認証の有効時間は即時〜4時間の6段階から選択可(端末/OSにより非表示の場合あり)。
- 端末の自動ロックは短め、公共Wi-Fiでは自動ログインに頼らず使用後は手動ログアウト。
先に認証を固めると、その後の通知・アラート・発注の検証も安全に行えます。
通知の推奨設定(見逃しを最小化)


初期はこの3つを押さえる
- 約定通知(プッシュ):売買成立を即時把握。
- 企業情報/株価アラート(プッシュ):決算・権利付最終日・コーポレートアクション、価格条件到達の通知。
- 入出金通知(メール):ATM入出金・ログイン通知などはメール配信やメッセージボックスで確認。
通知が来ない場合は、端末の通知許可・省電力・フォーカスの干渉を点検。
止まる時は端末設定→アプリ内設定の順で見直すと早いです。
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買付余力に即時反映が基本です。
価格アラートの設計(上限・下限の2本から)


設計の考え方(アプリ仕様に沿って)
- 上限アラート=利確候補の到達値。例:現在1,000円→+5%の1,050円。
- 下限アラート=見直しライン。例:直近安値割れ−2%で再点検。
- ボラ基準:直近の平均値幅(ATR/日足高低差)を参考に鳴りすぎを回避。
- 1銘柄あたり最大3条件(現在値/前日比/出来高など)。
「再通知」を使う場合でも1日1回が基本。
アラートは「行動のトリガー」。
鳴ったら何をするか(分割利確、逆指値の繰上げ等)を事前に決めると判断がブレません。
用語の簡単解説
- 価格アラート:指定条件(現在値/前日比/出来高など)に達したら通知。
- 逆指値(ストップ):参照価格に到達したら指値/成行の注文を自動発注。
- トレーリング:有利な方向の値動きに合わせ、逆指値を追随させる考え方。
逆指値の入れ方(損失限定の初期ルール)


基礎ルール
- 買い建て後の損切りはトリガー価格<現在値で設定(例:現在1,000円→トリガー950円)。
- ギャップ下落対策:余裕幅を持たせ、有利に進めば段階的に繰り上げる(トレーリング)。
- 執行を使い分け:約定優先=成行/滑り管理=指値(板の厚さも確認)。
※アプリの同時発注は仕様が変わる場合あり。国内株式ではIFD/OCO/IFDOCOが提供されていますが、アプリUIでの手順は最新版ガイドで要確認。見つからない場合は単発の逆指値運用から。
ケーススタディ3選(アラート×逆指値)
例1:短期スイング(+5%利確/-2%撤退)
- 上限アラート:+5%到達で分割利確(50%)。
- 逆指値:-2%で損切り。含み益が乗ったら建値近辺まで繰り上げて損失ゼロ化を狙う。
例2:中期トレンドフォロー(押し目買い)
- 下限アラート:移動平均線割れで通知→撤退 or 逆指値の繰上げ停止を判断。
- 逆指値:直近スイング安値のやや下。上昇に合わせて段階的に引き上げ。
例3:決算またぎのリスク管理
- イベント前に下限アラートを近めに追加。ギャップ想定でポジションを軽くする選択肢。
- 逆指値は広めに置く、または保有の一部解消でリスク曝露を調整。
よくある失敗と回避策
- 失敗①:アラート鳴りすぎ→基準が近すぎ。直近平均値幅×0.5〜1.0を目安に間隔を拡大。
- 失敗②:逆指値がすぐ約定→置き場所が近すぎ。支持・抵抗の外側に設定。
- 失敗③:通知が来ない→端末通知/省電力/フォーカス干渉を点検し、アプリ内対象項目もONに。
- 失敗④:寄り付きギャップで想定外の約定→指値や余裕幅、ポジション縮小で対処。
初期設定の一覧(早見表)
設定項目 | 設定場所 | 推奨値 | 用途 |
---|---|---|---|
生体認証 | 設定>ログイン/セキュリティ | ON(有効時間:即時〜4時間/6段階) | 不正ログイン対策 |
約定通知 | 通知設定 | ON(プッシュ) | 成立の見逃し防止 |
企業情報/株価アラート | メニュー>アラート | 上限/下限の2本から設計(1銘柄あたり最大3条件) | 利確候補・見直しライン |
入出金通知 | メール通知・メッセージボックス | ON(メール中心) | 入出金・重要連絡の把握 |
逆指値 | 注文画面>条件 | 約定直後に設定 | 損失限定 |
※スクロールしてご覧ください。
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チェックリスト(1分で再確認)
- 生体認証ON+パスコード強化、有効時間は即時〜4時間の範囲で適切?
- 約定(プッシュ)・企業情報/株価アラート(プッシュ)・入出金(メール)を押さえた?
- 銘柄ごとに上限/下限2本、必要に応じて最大3条件で設計した?
- 逆指値は約定直後に置く運用になっている?
- 決算などのイベント前はアラート/ポジションを再調整した?
FAQ(つまずきポイントの深掘り)
Q. アラート幅はどのくらいが妥当?
A. 直近の平均値幅を基準に1日1回以内の発報を目安に調整。
多すぎると判断疲れを招きます。
Q. 逆指値の成行/指値はどちらが良い?
A. 出口の優先度で決めます。
確実な執行=成行、滑り管理=指値。
ただし薄い板では指値の不成立リスクに注意。
Q. IFD/OCO/IFDOCOは使える?
A. 国内株式で提供あり。
ただしアプリUIの同時発注手順は更新される可能性があるため、最新版ガイドで要確認。
まとめ
最短ルートの再掲
- 順番は「認証→通知→アラート→逆指値」。守り→攻めの順で安定運用へ。
- アラートは上限/下限の2本から。必要に応じて最大3条件で精度を上げる。
- 逆指値は約定直後に置き、トレーリングで利益を守る。


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出典・参考
- 株アプリのアラート設定・通知の仕様(現在値/前日比/出来高、1銘柄あたり最大3条件、再通知は1日1回):SBI公式 操作ガイド。
- 企業情報/株価アラート・イベント通知(プッシュ):SBI公式 ガイド。
- スマートアラート(メール通知)・ATM入出金通知(メール):SBI公式。
- 生体認証の有効時間(即時〜4時間/6段階):SBI公式 操作ガイド。
- 逆指値注文の定義・取引ルール:SBI公式 FAQ/ルールページ。
- IFD/OCO/IFDOCO(国内株式で提供):SBI公式 お知らせ/FAQ。