株の始め方/初心者ガイド

ケース別テンプレ|学生・新社会人・子育て・フリーランスの配分と手順【新NISA・月1万円】

先輩、同じ“月1万円”でも学生・新社会人・子育て・フリーランスで正解は違いますよね。自分の立場に合わせたテンプレを一発で決めたいです。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
OK。今日はケース別に配分テンプレ5分で終わる実務手順を用意したよ。迷ったらテンプレをそのまま設定して、半年後に微調整すれば十分だ。

 

この記事は「月1万円×新NISA」を前提に、学生/新社会人/子育て期/フリーランスの4タイプ別で、最初に選ぶ商品、配分比率、積立日の決め方、増額やリバランスの型までを一気通貫で示します。

まずは全体の最短ルートを押さえたい人は👉 保存版ロードマップへ。

 

\まずはNISA口座の準備から/

 

読む前に:全タイプ共通の前提

 

 

ポイント(共通ルール)

  • つみたて枠=再投資・ノーロード・低コストが大前提。毎月分配はNG。
  • 成長枠は“補助輪”。ETFや高配当は段階導入でOK。👉 つみたて枠 vs 成長枠
  • 生活防衛資金は別枠で。👉 いくら必要?

 

タイプ 配分テンプレ(例) 主な狙い 商品イメージ 増額のコツ
学生 株式100%(オルカン1本) 長期の複利最大化 全世界株インデックス(再投資型) 臨時収入はスポットで追加
新社会人 株80%+債20% 継続性と成長の両立 全世界or米国+国内債券 昇給・賞与で自動増額
子育て期 株60〜70%+債30〜40% 家計の安定性優先 全世界+国内債券(短中期) 学費などイベント別に積立
フリーランス 株70〜80%+債20〜30%+現金クッション別枠 収入変動に耐える設計 全世界or米国+国内債券・ヘッジ付 月次売上に連動した増額

※比率は“最初の型”です。半年運用してから±10%で微調整。債券の選び方は👉 債券の使い分け

 

学生|時間を味方に“一本化”で複利最優先

 

学生のうちから積立を始めたいです。最短の型は?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
株式100%(全世界・再投資型)×毎月自動が王道。時間という最大の資産を活かそう。

 

配分と商品

  • 株式100%:全世界株インデックス1本(再投資型・低コスト)。
  • 迷ったら“コア1本”に集約。👉 インデックスの始め方

 

手順(5分)

  1. つみたて枠で全世界株の低コスト投信を選ぶ(ノーロード)。
  2. 最初100円で動作確認→即1万円へ。
  3. 積立日は入金日翌営業日に固定。通知は最小に。

 

補足と注意

  • バイト収入・お年玉・奨学金等はスポット買いで加速。
  • 学費は別枠(現金)で確保。NISAは中長期資産に徹する。

 

新社会人|“中庸”から始めて増額で伸ばす

 

値動きに慣れていないので不安です。最初の配分は?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
株80%+債20%が続けやすい中庸。半年後に体感で±10%調整すればOK。

 

配分と商品

  • 株:全世界 or 米国の低コスト投信。
  • 債:国内債券 or 先進国債券(ヘッジ付)を投信で。

 

手順(5分)

  1. つみたて枠で株のコア1本+債券1本を選ぶ。
  2. 給料日翌営業日×毎月で自動化。
  3. 昇給・賞与で自動増額を設定(+2,000〜5,000円)。

 

補足と注意

  • 家電・引越し等の支出が重なる時期は無理に債券を削らない。
  • “最新バイアス”に注意。判断は月1回で十分。👉 初心者の失敗と回避法

 

子育て期|家計安定優先で“揺れ”を抑える

 

教育費や住宅でお金が出ていきます。積立は続けたいけれど、ブレが怖いです。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
株60〜70%+債30〜40%で値動きをマイルドに。イベント別に現金口座を分けると継続しやすいよ。

 

配分と商品

  • 株:全世界(または日本+先進国)。
  • 債:国内債券中心(デュレーション短中期)で値動きを抑制。

 

手順(5分)

  1. つみたて枠:株・債の2本で配分設定(例:7,000円/3,000円)。
  2. 教育費・車検・旅行などは別の普通預金に積立。NISA資産は触らない
  3. 年1回だけ配分点検。大きくズレたら“買い増しで戻す”。

 

補足と注意

  • 配当目当てで高配当を急増させない。段階的導入で。👉 高配当 vs インデックス
  • 住宅ローン変動金利期は債券の比率をやや厚めにしても良い。

 

フリーランス|収入変動に“可変増額”で合わせる

 

収入が毎月一定ではありません。無理なく続ける設計は?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
株70〜80%+債20〜30%+現金クッション(別口座)が基本。売上に連動した可変“増額”で、繁忙期は積立を厚くしよう。

 

配分と商品

  • 株:全世界 or 米国の低コスト投信。
  • 債:国内債券 or 先進国債ヘッジ付(為替ブレを抑える)。👉 ヘッジ有無の比較

 

手順(5分)

  1. ベース1万円を固定し、売上に応じて+0〜1万円の可変増額をルール化。
  2. 納税資金・事業資金は別口座で先取り。NISAは中長期資産に徹する。
  3. 四半期ごとに配分チェック。必要なら買い増しで戻す。

 

補足と注意

  • 米国ETFを使う場合は手数料・為替を合算で最適化。👉 米国ETFの実務
  • 国内ETFと米国ETFの使い分けは👉 こちら

 

\売上に合わせた可変“増額”で無理なく継続/

 

年次メンテナンスの型|半年&年1で“整える”

時期 チェック項目 アクション 参考
半年 継続可否(睡眠の質)、積立の増額余地、配分ズレ 増額設定+買い増しで戻す 増額・スポットリバランス
年1 コスト・指数・規模・乖離の再確認、必要なら受け皿変更 同種乗換の検討(新規積立の受け皿を切替) Like-for-like目論見書の読み方

※“売ってから考える”は非推奨。使途・金額・時期を決め、ルールで運用。出口は👉 出口設計

 

ポイント(今日のアクション)

  • 自分のタイプを決め、テンプレ配分を“そのまま”設定。
  • 積立日は入金翌営業日に固定、通知は最小化。
  • 半年後の見直し日をカレンダー登録(±10%で微調整)。

 

まとめ

 

ポイント(総まとめ)

  • 学生:株100%×一本化で複利最大化。
  • 新社会人:株80+債20の中庸から、昇給で増額。
  • 子育て:株60〜70+債30〜40で家計の揺れを抑える。
  • フリー:株70〜80+債20〜30+現金別枠で収入変動に対応。

 

私は新社会人なので、株80+債20で今日から1万円を自動積立にします。半年後に調整します。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
合格。“止めない仕組み”が勝ち筋だ。次は増額ルールだけ決めておこう。

 

\今日から一歩。テンプレの“そのまま設定”でOK/

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