

この記事では、SBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせて為替コストを最小限にする方法を解説します。
外貨積立の利用法、米ドル買付時の手数料水準、発注のタイミングを押さえることで、長期投資のリターンを改善できます。
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為替手数料の基本
迷わず進めるために、先に全体フローで必要な設定の順番を確認しておきましょう。
米国株や米国ETFを購入するときに欠かせないのが「為替手数料」です。SBI証券では円をドルに換える際に手数料が発生します。
主な方法は2つあります。
- 円貨決済:ETF買付の際に自動で円からドルに換算。手数料は1ドルあたり25銭程度。
- 外貨決済:事前に住信SBIネット銀行でドルを購入し、証券口座に入金。外貨積立なら1ドルあたり3銭と低コスト。
外貨積立でドルを用意して証券口座に入金するのが、長期的にもっとも有利です。


外貨積立のメリット
住信SBIネット銀行の外貨積立を使えば、為替コストを抑えつつドルを積み立てられます。特徴は次の通りです。
- 低コスト:外貨積立の為替手数料は1ドルあたり3銭。
- ドルコスト平均法:毎日や毎月に分散してドルを購入できる。
- 自動化:設定すれば放置で積立可能。SBI証券へ入金すればすぐ使える。
相場を読むのは難しいですが、積立であれば自然にリスク分散できます。


発注タイミングの考え方
スポットでドルを買う場合、発注タイミングも意識したいところです。
外貨積立なら自動化で気にしなくて済みますが、手動の場合は工夫が必要。
一般的には、為替が落ち着いている時間帯(日本時間の午前など)に注文する投資家が多いです。
米国市場が動く夜間は相場変動が大きく、レートが不利になることもあるからです。


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米国ETF購入時のコスト比較
コスト差を具体的に見てみましょう。毎月500ドルの米国ETFを購入する場合を想定します。
- 円貨決済:1ドル25銭の手数料なら500ドルで125円。
- 外貨積立:1ドル3銭の手数料なら500ドルで15円。
差額は1回あたり110円。1年で1,320円、10年で1万3,200円以上。
投資額が増えると差はさらに大きくなります。


よくある失敗と対策
為替コストを意識しないと、次のような失敗をしがちです。
- 円貨決済のままで高コスト
- ドル不足で買付失敗(外貨決済を選んだのにドルが足りない)
- 外貨入金を忘れる(住信SBIから証券への送金忘れ)
対策はシンプルです。
外貨積立を設定して自動的にドルを貯める。
さらに、定期的にSBI証券へ外貨入金する。この2点を徹底すれば安心です。


まとめ
ポイント
- 米国株投資では為替手数料の仕組みを理解することが大切。
- 外貨積立を利用すれば1ドル3銭と低コスト。
- 発注タイミングは日本時間午前など落ち着いた時間がおすすめ。
- 円貨決済のままだと長期で大きな差になる。


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