

この記事は、月1万円×新NISA前提でリスク許容度の自己診断→配分テンプレ決定→5分設定までを一気通貫でまとめます。
暴落時の心構えや“止めない仕組み”は、暴落時プレイブックと積立頻度の正解も合わせてどうぞ。
\まずはNISA口座の準備から/
5問で測るリスク許容度(自己診断)


設問 | 選択肢(点) |
---|---|
① 投資経験 | なし(0)/1〜3年(2)/3年以上(4) |
② 下落時の心理 | -10%で不眠(0)/-20%は我慢(2)/-30%でも積立継続(4) |
③ 目的の優先 | 元本安定(0)/安定と成長の中間(2)/長期成長重視(4) |
④ 収入と家計余力 | 余裕ほぼなし(0)/やや余裕(2)/十分余裕(4) |
⑤ 生活防衛資金(無収入でも何か月暮らせる?) | 1〜3か月(0)/4〜6か月(2)/7か月以上(4) |
※直感でOKです。防衛資金の考え方は生活防衛資金ガイドを参照。
スコア判定(合計0〜20点)
- 0〜6点:守備重視タイプ(値動きに弱い)。
- 7〜13点:バランス型タイプ(継続重視)。
- 14〜20点:成長重視タイプ(ブレ許容)。
👉 性格×目的で迷う人は、比較記事オルカン vs バランスも併読すると腹落ちします。
月1万円の配分テンプレ(タイプ別3案)


タイプ | 配分(例) | 月1万円の目安 | ポイント | 相性の良い記事 |
---|---|---|---|---|
守備重視(0〜6点) | 株式60%+債券40%(債券は国内 or 先進国ヘッジ) | 株式6,000円/債券4,000円 | 値動きマイルドで継続に強い。リターン控えめは理解。 | 債券の使い分け |
バランス型(7〜13点) | 株式80%+債券20%(債券は国内中心) | 株式8,000円/債券2,000円 | 迷ったらここから。半年後に体感評価。 | リバランス |
成長重視(14〜20点) | 株式100%(オルカン1本) | 株式10,000円 | 最小手間で期待リターン高め。暴落時のメンタル対策必須。 | 暴落時プレイブック |
※比率は目安。ファンドは低コスト・再投資型を基本に、目論見書・運用報告書で実質コストも確認。
ポイント(迷ったら“中庸”)
- まずは株80:債20から始めると続けやすい。
- 半年〜1年で睡眠の質と不安度をチェックし、±10%幅で微調整。
- 現金クッションは別枠で確保(生活防衛資金)。
5分で終わる初期設定フロー


- スコアでタイプを確定(守備重視/バランス/成長)。
- つみたて投資枠で低コストの全世界株 or 米国株インデックスを1本選定(選び方ガイド)。
- 守備を入れる場合、国内債券や先進国債券ヘッジありを追加。
- 積立額は最初100円で動作確認→すぐ1万円へ増額(ボーナス増額も活用)。
- 給料日翌営業日に自動積立、通知は最小化し“見ない仕組み”を作る。
※つみたて投資枠はノーロード・低コスト・毎月分配型NGが原則、ETFは原則成長投資枠だが要件を満たす一部ETF(株式指数連動等)がつみたて枠対象。成長投資枠は上場株式・ETF・REIT+一部投信が対象で、毎月分配型や一定のデリバ活用投信は除外。
※為替ヘッジは一般に二国間の短期金利差に相当するコスト(またはプレミアム)が発生、債券はデュレーション(金利1%変化に対する価格変化率の目安)が長いほど金利に敏感。
👉 自動化は毎月×給料日翌営業日固定が鉄板。
👉 迷ったらリバランス完全ガイドで復習。
\設定は5分、あとは“触らない”が正解/
“揺れ”に強くなる心理設計


- 確認は月1回(資産推移と配分のズレだけ)。
- ズレは原則買い増しで戻す(売却リバランスは最小限)。
- ニュース断食・価格通知オフなど、“見ない仕組み”を徹底。
👉 具体的な対処は暴落時プレイブック、配分の整え方はリバランス完全ガイドで復習。
よくある質問Q&A
Q1.スコアがまたがった場合は?
上位2タイプの中間配分でOK(例:株70:債30)。
半年運用してから±10%で微調整しましょう。
Q2.家族と自分でタイプが違います
家計口座は守備重視、個人口座は中庸など口座別に使い分けると衝突が減ります。
Q3.成長重視でも債券を入れるべき?
リターン最大化だけなら株式100も選択肢。
ただし睡眠の質や行動の継続が落ちるなら、債券20%から試す価値は大きいです。
ポイント(今日の宿題)
- 5問を解いてスコア確定。
- タイプ別テンプレを“そのまま”設定。
- 給料日翌営業日の自動積立で“見ない仕組み”。
まとめ
ポイント(総まとめ)
- 5問スコア→タイプ判定→テンプレ投入で今日決める。
- 迷ったら株80:債20から。半年後に±10%調整。
- “止めない仕組み”は毎月×給料日翌営業日×自動。触らないのが最適化。


\今日から一歩。5分で“中庸テンプレ”を設定/
参考:
- 注記:本記事の「5問・配点(0/2/4)・判定レンジ」は筆者オリジナルの簡易法です。
- リスク許容度(質問票と公的ガイダンス)
- 配分テンプレ(60/40・80/20 等の実在モデル)
- 60/40の位置づけ(補足)
- リバランス(頻度・やり方)
- 新NISA:制度・商品要件(公式)
- つみたて投資枠におけるETFの対象化(数・内訳)
- 成長投資枠:対象範囲・除外(公式)
- 為替ヘッジの基礎(コスト=短期金利差 等)
- デュレーションの定義