

この記事は、月1万円でも実践できるコア・サテライト戦略を、配分テンプレ・商品タイプ・リバランスの型・心理対策まで一枚でわかるように整理します。
土台づくりはインデックス編、つみたて枠の要件は投信の選び方、計画の調整はリバランス完全ガイドも合わせてご覧ください。
\まずはNISA口座の準備から/
コア・サテライトの基礎(考え方と役割)


区分 | 目的 | 代表例 | ポイント |
---|---|---|---|
コア(80〜90%) | 市場平均を広く・安く・長く取り続ける | 全世界(ACWI/FTSE Global All Cap)や米国(S&P500)などの低コスト投信 | 迷ったら全世界1本。全世界 vs S&P500も参照。 |
サテライト(10〜20%) | 少額で狙いを足す(モチベ維持・学習) | 高配当株・REIT/高配当・セクター・新興国うすのせ等 | 一点集中は避け、罠高配当や過度なテーマ偏重に注意。 |
※割合は一例です。生活防衛資金の確保が前提。目標配分は年1回の棚卸しで見直せば十分です。
👉 商品タイプの全体像は比較まとめ編、積立の「やめない仕組み」は月1万円シミュレーションが参考になります。
月1万円・配分テンプレ(時間のない人向け)


- テンプレA(最小手間):コア100%=全世界1本(ACWI/FTSE系)。やめないことに全振り。
- テンプレB(ゆる攻め):コア90%(全世界)+サテライト10%(高配当 or 新興国5〜10%)。
- テンプレC(学び重視):コア80%(全世界)+サテライト20%(高配当10%+REIT10%など)。
テンプレ | 長所 | 短所 | 向く人 |
---|---|---|---|
A:コア100 | 迷い最小、ミスりづらい、維持が容易 | 学びやモチベ演出が弱め | まずは仕組み化を最優先したい人 |
B:90/10 | 継続しやすさとワクワクの両立 | サテライト選定に最低限の学びが必要 | 長期の王道を守りつつ少し攻めたい人 |
C:80/20 | 学び効果が大きい、配当/不動産など体験が増える | ブレがやや増える、管理の手間も増加 | “失敗から学ぶ”姿勢がある人 |
※どのテンプレでも、まずは給料日翌営業日×自動積立×再投資型で固定化しましょう。
\設定が済んだら“見ない仕組み”で継続/
サテライト候補の選び方(失敗しにくい基準)


- 高配当株/ETF:利回りだけで選ばず、配当性向・フリーCF・減配履歴を確認。迷ったら高配当vsインデックスの比較を参照。
- REIT:分配が可視化されモチベ維持に有効。REIT vs 高配当で役割を整理。
- 新興国うすのせ:5〜10%を目安に。分類の違いはACWI vs FTSEを参照。
- 為替ヘッジの使い分け:長期は基本ヘッジなし。どうしても不安なら一部のみ。ヘッジあり/なし参照。
👉 ETFを使う場合の実務は国内ETF vs 米国ETFや米国ETFの手数料・為替実務をご確認ください。
リバランスの型(買い増しで戻す+年1棚卸し)


- 毎月の積立は“不足している側”に寄せる。
- ボーナス時に増額して一気に戻す。
- 年1回の棚卸しで配分と商品を点検(より低コストが出たら新規積立の受け皿を切替)。
詳細はリバランス完全ガイドで手順を解説しています。
\つみたては最小100円から動作確認→即1万円へ/
よくある誤解Q&A(判断をシンプルに)
Q1.サテライトは個別株で一発逆転を狙うべき?
いいえ。月1万円なら一点集中は失敗確率が上がる。
まずは分散商品(投信/ETF)で“うすく”経験を積もう。
Q2.サテライトを先に決めてからコアを選ぶ?
逆順です。
先にコア(低コスト×広範分散×自動積立)を固定し、余白でサテライトを検討。
Q3.サテライトがうまくいかない時は?
焦って比率を上げない。
学びが得られたら十分。コアに回帰してリズムを整えよう。
まとめ
ポイント
- コア80〜90%=全世界(または米国)×超低コスト×自動積立が土台。
- サテライト10〜20%=高配当・REIT・新興国などを“うすく”で十分。
- 買い増しで戻す+年1棚卸し、給料日翌営業日×再投資型で“やめない仕組み”。


\コアを固定→サテライトは“うすく”/