

設定は必ず公式導線から。ログイン後に「My設定」→「配当金受領サービス」で切り替えます。
\最短5分で申込み完了/
この記事でできること


株式数比例配分方式とは?


対象と対象外の境界
対象は国内上場株式・国内ETF・J-REITです。
一方で、米国株・米国ETFなどの外国株は本方式の対象外で、受取方式を切り替えても扱いは変わりません。
さらに、国内上場の外国株など一部銘柄は制度上の適用外となり、NISAでも配当が非課税にならない場合があります。
事前にブローカーの案内で対象可否を確認しておくと、取りこぼしを防げます。
NISA非課税にするロジック
NISAは「口座内で完結する受取」を前提に非課税の枠組みが成立します。
だからこそ、受取先が銀行・郵便局等だとNISA外扱いになり、非課税が崩れてしまいます。
仕組みはシンプルで、方式の事前登録さえ忘れなければOKです。
【3分で完了】SBI証券の設定手順


① ログイン → My設定
ログイン後、上部メニューの「My設定」を開きます。
操作はアプリでもブラウザでも問題ありません。
② お取引関連・口座情報 → 配当金受領サービス
「お取引関連・口座情報」内にある「配当金受領サービス」を選びます。
まずは現在の受取方式を確認しましょう。
③ 「株式数比例配分方式」を選んで登録
選択肢から「株式数比例配分方式」を選択して登録します。
変更は過去に遡及しません。
変更後に権利確定する配当から適用されます。
④ 反映確認(重要)
保有銘柄の「配当金受取方法」が「株式数比例」になっているか確認します。
次回配当を非課税にするには、配当の権利確定日より前に切替えておきましょう。
なお、設定はNISAのみ個別設定は不可で、口座横断の共通設定です。
チェックリスト(やり切る用)
□ 方式が「株式数比例」になっているか。
□ 家族口座・未成年口座など、口座ごとに切替済みか。
□ 直近の保有銘柄で、権利確定日前に変更できているか。
□ 複数社で口座がある場合、ほふり連携により他社表示も変わることを踏まえ、表示反映を両方確認したか。
□がすべて埋まったら、次の配当の権利確定日前にもう一度「配当金受領サービス」で方式を再確認して完了です。
つまずきやすいポイント
- 銀行受取のままにしていた。
- 「権利付最終日」と「権利確定日」を混同して、切替が間に合わなかった。
- 国内上場の外国株は適用外という前提を忘れていた。
- 複数社口座で、どこで変更したか把握していなかった。
\配当をNISAで非課税/
よくある質問と落とし穴


Q1. 家族口座も同じ設定が必要ですか?
A. はい。
口座ごとに設定が必要です。
家族分や未成年口座も忘れずに切り替えてください。
Q2. 銀行受取から切り替えると、直近の配当はどうなりますか?
A. 変更は過去に遡及しません。
変更後に権利確定する配当から適用されます。
Q3. 米国株・米国ETFの配当はどうなりますか?
A. 受取方式の対象ではありません。
W-8BEN提出で米国側の源泉が通常30%→条約適用で一般に10%、日本側はNISA分が非課税です。
NISAは日本側が非課税のため、米側10%に対する外国税額控除は使えません。
Q4. 国内上場の「外国株」や一部銘柄の配当は非課税になりますか?
A. いいえ。
これらは株式数比例の適用外で、NISAでも配当が非課税にならない場合があります。
対象可否は事前にブローカーの案内で確認してください。
Q5. NISA口座だけ別方式にできますか?
A. できません。
受取方式は口座横断の共通設定で、NISAのみ個別設定は不可です。
Q6. 複数の証券会社で口座があります。どこで変えても大丈夫?
A. 受取方式はほふり(証券保管振替機構)経由で各社に共有されます。
ただし表示の反映にタイムラグが出ることがあるため、切替直後はSBIと他社の両方で表示を確認しておきましょう。
Q7. 「権利付最終日」との違いが分かりにくいのですが?
A. 実務では配当の権利確定日より前に設定済みであることが重要です。
「権利付最終日」は売買実務上の区切りで、表現が混同されやすいので、当記事では確定日基準で統一しています。
Q8. 変更後の確認はどこを見ればよいですか?
A. 配当金受領サービス画面と、保有銘柄詳細の「受取方法」を確認します。
不安ならSBIのお知らせ・ヘルプページも合わせてチェックしましょう。
まとめ


次は、積立と通知を整えて“止まらない仕組み”へ。
設定は先にやるほど効果的。いまの受取方式を1分で確認しましょう。
\いまの受取方式を確認する/