

\最短で安全にスタート/
アラート運用の骨子(まず“型”を決める)
目的と前提
- 通知は判断を短縮するための合図。鳴ったら15〜60秒で結論が出る形に。
- 出来高はアラート対象ではないため、表示/ランキングで監視に統一(最短・目安)。


価格トリガーの基本3本
- 上抜け:直近高値+数ティック。
- 下抜け:直近安値−数ティック(損切りの予告音)。
- レンジ離脱:ボックス上端/下端に各1本。
※設定手順:アプリ「アラート一覧」→「+」→銘柄/日経平均→条件→登録。登録上限は30件。
※登録したアラートの有効期間は1年間(満了で失効)。棚卸し時に更新/再登録を。
※アプリ起動中は音は鳴りません(バナー通知のみ)のため、見逃し防止にヒットログと定時確認を併用。
初期セットアップ(最短3分)
- 監視銘柄を3〜5に絞る(大型中心)。
- 各銘柄に「上抜け/下抜け/レンジ離脱」を1本ずつ、合計9〜12本。
- 通知チャネルを確認し、端末の通知権限をON。
ここまでで“鳴らすための骨”が完成。
あとは週次で間引きと強化を繰り返すだけ。
価格アラートの設計
境目に置く(“中心”ではなく“端”)
値幅の中心はノイズ。
節目(直近高安、ギャップ上限/下限、出来高帯の端)に置いて誤鳴りを削減。
板が厚い銘柄は端をやや内側に、板が薄い銘柄はやや外側に置いて空振りを防ぐ。
銘柄タイプ別プリセット
- 大型(板厚/約定多):直近高安±1〜2ティック、通知はアプリ優先。
- 小型(板薄/約定疎):±3〜5ティック、サイレント/メール中心で疲労を防ぐ。
イベント日の例外運用
- 寄り付き15分:条件を一段外へ(鳴りすぎ防止)。
- 決算/材料日:本数を減らし、逆指値は“深め”か一時撤去。
安全マージンの考え方
急変時は滑りや誤約定が起きやすい。
下抜け用の通知は逆指値の再確認とセットで、数量を絞る・約定後の追跡指値を浅めに置くなど、守りを先に固定しておく。
最短ルートは、全体フローで道筋を確認してから必要な設定へ進むことです。
出来高は“監視”で捉える(表示/ランキング)
チャート表示の固定
- サブチャートに出来高を常時表示。連続足の増加で“静→動”を把握。
- 価格アラートが鳴ったら、板/歩み値を30秒で確認→買い気配の寄せor成行崩れをチェック。
ランキングで候補抽出(PCツール/サイト)
- 出来高急増/急騰落などのランキング(PCツール/公式サイトで提供)で場間の絞り込み。
- 監視銘柄が多い日は「朝/引け後の定時チェック」をルーチン化。
監視から行動への接続
出来高の山が立ったら、すぐに価格の境目に対して次の一手を決める。
例:買い圧力が強い→レンジ上端の上抜け条件を1段内側へ/売り圧力が強い→下抜け通知の直後行動を撤退優先に変更。
\最短で安全にスタート/
通知と発注の連携(悩まない仕組みづくり)
通知チャネルのルール
- 価格=アプリ通知、監視(出来高など)=定時チェック。
- プッシュはアプリ内設定と端末通知をON。1か月未ログインで配信停止→再ログインで再開(最短・目安)。
逆指値・追跡指値・IF-DONEを先に置く
- 仕掛け後すぐ:逆指値(損切り)→追跡指値で利を守る。
- 節目到達:IF-DONEで分割利確+次の逆指値を自動セット。
※NISA口座は逆指値/追跡指値不可(課税口座で利用)。
ワンフレーズ確認(ミス低減)
ボタン前に「成行?指値?数量?」と声に出す。
“見て→言う→押す”の順で事故を減らす。数量が大きい日は「指値幅」「板厚」「連続約定」の3点も声かけに追加。
通知遅延への備え
回線や端末で遅れる場合がある。
寄り付き直後と場中ピークはアプリ起動+画面常時表示で遅延リスクを抑制。
メールまとめ通知は参照用にとどめ、意思決定はアプリで完結させる。
運用テンプレと復旧
週次5分の棚卸し
- ヒット0が2週連続→削除。鳴りすぎ→条件を外へ/本数を減らす。
- 価格と監視が同じ意図ならどちらかに一本化。
- アラートの有効期限(1年)は月初にまとめて再登録チェック。
1日のタイムライン(例)
- 08:45 棚卸し(外側に寄せ/不要削除)。
- 09:00 寄り付き15分は様子見プロファイル。
- 10:00 価格アラート→板/歩み値30秒→取引or見送り。
- 13:00 逆指値/追跡指値の位置を再確認。
- 15:00 ヒットログ見直し→間引き/強化を5分で反映。
ケーススタディ(3パターン)
- ブレイク狙い:上抜け通知→半分利確→追跡指値を直近安値下に置く→終日保有はしない。
- 押し目拾い:下抜け通知→板の厚さが急増なら見送り、薄いなら小口で試し→すぐ逆指値。
- イベント跨ぎ:前日までに本数を半減、逆指値は深めに、アラートはレンジ外側に退避。
よくある詰まり→復旧
- 鳴らない:条件が外側→ティックを1段内側へ。
- 鳴りすぎ:節目の外へ/“上か下”どちらかに限定。
- 遅い:プッシュ優先、メールは日次まとめへ。起動中は音は鳴らない(バナーのみ)に注意。
- 判断ブレ:行動文を1文に短縮、声かけを固定。
ログの付け方(30秒メモ)
ヒット日時/銘柄/条件/行動/結果の5列で十分。
週末に“無駄鳴り率”と“ヒット→執行率”を確認し、次週の本数と位置を調整する。
まとめ(ここまでの道筋)
ポイント
- 価格3本(上/下/レンジ離脱)から開始し、行動を1文で決める。
- 出来高はアラートではなく表示/ランキング(PCツール/サイト)で監視に切替。
- 逆指値・追跡指値・IF-DONEを先に置き、通知は確認用に。
- 週次5分+月初の有効期限チェック、ヒットログで継続チューニング。


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