年末〜確定申告の時期になると毎回バタつきます。松井で“最短ルート”を教えてください。

後輩ちゃん

カブヤク
型に沿えば迷わないよ。電子交付の確認→年間取引報告書の取得→通算/申告の判断→必要なら申告書作成の順で固定しよう。
この記事は、松井証券での年次実務(年間取引報告書の入手、損益通算、繰越控除、電子交付の見方)を“最短で迷わず”回すテンプレです。
画面の置き場所を決め、毎年の作業を機械化します。
\最短で安全にスタート/
電子交付の探し方(場所を固定する)
まず、どこを開けば書類がそろいますか?

後輩ちゃん

カブヤク
お客様サイトにログイン→口座管理 → 電子書面閲覧が起点だよ。検索で「特定口座年間取引報告書」を選び、「最新版のみ」または「すべて」で絞って表示しよう。
- 口座管理 → 電子書面閲覧 → 「特定口座年間取引報告書」を検索・表示。
- 表示期間は前年1月〜12月に絞り、書類名で並べ替え。
- 来年用に「電子書面閲覧」をブックマークして導線を固定。
最短ルートは、全体フローで道筋を確認してから必要な設定へ進むことです。
年間取引報告書の入手(申告準備の中核)
確定申告に必要な“あのPDF”はどれですか?

後輩ちゃん

カブヤク
特定口座の年間取引報告書だよ。売却損益・配当・源泉徴収の基礎データがまとまっている。
- 電子書面閲覧で「特定口座年間取引報告書(特定口座)」をダウンロード。
- 他社があれば同様に取得して一つのフォルダに集約。
- 一般口座を使っている場合は、約定履歴・取得価額メモも同フォルダへ。
「年間取引報告書」はPDFとXMLで交付。
確定申告(e-Tax)ではXMLを読み込むと自動反映でき、マイナポータル連携からの取り込みも可能です。
※当年分の「年間取引報告書」は例年、翌年1月上旬に電子交付されます(例:2024年分は2025/1/8夕方以降)。
※電子書面の閲覧は作成月から5年が目安。期限前にPDF/XMLをダウンロードして保管しておこう。
※ NISA口座分は非課税枠。ここで扱う報告書は課税口座(特定/一般)のものです。
損益通算の判断(その年の収支を一枚に)
通算が必要かの判断、どこから見れば早いですか?

後輩ちゃん

カブヤク
各社の年間取引報告書の譲渡損益合計と配当等を一覧にして、通算の有無を決めよう。
最短チェックの型
- 手順1:各社の「譲渡損益(合計)」をプラス/マイナスで横並びに。
- 手順2:配当の課税方式(総合/申告分離)を年の方針に合わせて選ぶ。
- 手順3:通算する場合は確定申告を前提に、必要書類をToDo化。
※ 特定口座「源泉あり」でも、他社や一般口座の損失と通算して還付を受けられるケースあり(申告選択)。
繰越控除(翌年以降に活かす)
年内で損失を使い切れませんでした。翌年以降に活かせますか?

後輩ちゃん

カブヤク
所定の手続きで繰越控除が使えるよ。年次で書類をつなぐので、忘れずに申告を入れておこう。
- 損失は翌年以降3年間まで繰越可。適用には毎年の確定申告が必要。
- NISAは損益がないものとみなされ、通算・繰越の対象外。
- 翌年以降も連続して申告することで効果が継続。
配当の扱い(方式の選択と整理)
配当の最適化って、結局どう判断しますか?

後輩ちゃん

カブヤク
家計全体の課税状況で変わるから、総合課税/申告分離を年次で点検。申告で方式を選べる点を覚えておこう。
- 年間の配当を集計(特定/一般/NISAを切り分け)。
- 方式は年ごとに判断。必要なら確定申告で選択・精算。
- 迷う場合は“まずは集計→後で方式決定”の順で止まらない運用に。
\最短で安全にスタート/
実務テンプレ(フォルダとタスクを固定)
来年も同じ手順で迷わない仕組み化を教えてください。

後輩ちゃん

カブヤク
フォルダとタスク名を固定しよう。毎年同じ名前にすれば再現性が上がるよ。
- フォルダ名「YYYY_松井_年次書類」→ 中に「1_電子交付PDF」「2_年間取引報告書」「3_他社」「4_申告控え」。
- タスク:電子交付確認→報告書DL→通算判断→配当方式→申告書作成(必要時)。
- テンプレメモ:来年の締切と必要書類のチェックリストを1ファイルで保管。
よくある詰まり(原因→復旧)
どこで止まりがちですか?すぐ直したいです。

後輩ちゃん

カブヤク
頻出は書類の場所・年度の絞り込み・他社との突合。下の手順で切り分けよう。
- 場所が分からない → 「電子書面閲覧」を起点に年度を指定→書類名で検索。
- 年度が混ざる → 表示期間を前年1/1〜12/31に固定→DLファイル名に年を付与。
- 他社と突合できない → 譲渡損益/配当欄の項目名を横並びにし、項目の粒度を揃える。
- 一般口座が混在 → 取得価額メモを補完し、別表で管理。翌年は特定口座化を検討。
年次スケジュール(最短フロー)
いつ何をすればいいか、直感的に知りたいです。

後輩ちゃん

カブヤク
この順でOK。電子交付→報告書→通算判断→(必要なら)申告作成→控え保管。
- 1月:電子交付で前年分がそろい次第、報告書DL→フォルダ整理。
- 2月:通算・配当方式の判断→申告が必要なら下書き作成。
- 3月:提出→控えをフォルダに保存→来年用メモ更新。
まとめ(ここまでの道筋)
ポイント
- 起点は電子書面閲覧→「特定口座年間取引報告書」をDL、他社分も一括管理。
- 通算・配当方式は年次で判断。必要なら確定申告を選択して最適化。
- 繰越控除は3年間継続。フォルダとタスク名を固定し、再現性を確保。
流れが分かりました。まずは電子交付から着手して、報告書をそろえます。

後輩ちゃん

カブヤク
その調子。迷ったらテンプレに戻り、電子交付→報告書→通算判断の順で進めよう。
\最短で安全にスタート/