

この記事では、インデックス投信とアクティブ投信の違いを初心者向けに整理します。
新NISAのつみたて投資枠での扱い、外さないチェックリスト、月1万円での配分モデル、よくある誤解Q&Aまで一気に解説します。
基礎はインデックス編と、選び方はつみたて枠で外さない基準をご参照ください。
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インデックスとアクティブの違いをまず把握する


項目 | インデックス投信 | アクティブ投信 |
---|---|---|
運用方針 | 指数連動で市場平均を狙う。 | 銘柄選択と比率調整で平均超えを狙う。 |
コスト水準 | 低コストが主流。 | 一般にインデックスより高め。 |
成績のブレ | 指数に近くブレが小さい。 | 上振れ余地も下振れリスクも大きい。 |
商品選定の難易度 | 指数とコストで選びやすい。 | 運用体制・手法・一貫性の見極めが必要。 |
新NISAつみたて枠 | 要件を満たす投信が多数対象。 | 要件を満たす一部アクティブは対象(比率は少なめ)。 |
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迷ったらこのチェックリスト 👉 つみたて投信の選び方
新NISAつみたて枠での扱いと“外さない前提”


- ノーロード(販売手数料0%)であること。
- 毎月分配型は対象外で、再投資で複利を効かせる設計。
- 信託報酬は同カテゴリー最安級が目安。
- デリバティブの過度な利用などを避け、長期・積立・分散に適した商品であること。
※つみたて枠は要件を満たす投資信託と一部ETFが対象ですが、販売会社によってETFの取扱数は異なります。
各社のラインアップを確認しましょう。
月1万円の配分モデル|インデックス主軸+アクティブ検証


① ド安定の定番型
インデックス90%+アクティブ10%。
全世界もしくは米国の低コスト投信を1本主軸に。
アクティブは“気になる1本”だけでOK。
② 興味強めの挑戦型
インデックス70%+アクティブ30%。
アクティブは2本までに抑え、テーマ被りを避ける。
四半期ごとに「コスト・乖離・一貫性」を点検する。
③ 練習から始める超少額型
インデックス100%にして、アクティブは100円積立で挙動観察。
3~6か月触ってから比率を1割に上げる。
運用ルール(長く続けるコツ)
- 積立日は給料日翌営業日に設定。
- 最初は100円積立で動作確認→即1万円へ増額。
- ズレた配分は買い増しで戻す。
売却で戻すのは年1回点検で十分。
👉 全世界 vs S&P500の選び方
👉 月1万円の増え方シミュレーション
\つみたては仕組み化が9割/
申込み→積立設定まで5分 👉 SBI証券の口座開設と初期設定
外さないためのチェックリスト(インデックス/アクティブ共通)


項目 | 見るポイント | 目安・ヒント |
---|---|---|
分類 | インデックス/アクティブ | 初心者の主軸はインデックス。 アクティブは検証枠で。 |
ベンチマーク | 指数の種類と妥当性 | 全世界=MSCI ACWI等。 米国=S&P500等。 日本=TOPIX等。 |
信託報酬 | 年率・税込の水準 | 同カテゴリー最安級を狙う。 |
実質コスト | 監査・保管・その他費用 | 運用報告書で総額比較。 表示報酬だけで判断しない。 |
トラッキング誤差 | 指数との乖離の小ささ | 長期で小さいものを選ぶ。 (アクティブは参考外) |
純資産の規模と流入 | 右肩上がりか | 規模が大きく資金が入る商品は継続性が高い傾向。 |
分配方針 | 再投資型/毎月分配型 | つみたて枠は毎月分配は対象外。 |
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よくある誤解Q&A(迷ったら“行動しやすさ”優先)


Q1.アクティブだけの方が効率よく増えますか。
A.ケースバイケースです。
一部の優秀なアクティブは平均を上回ることもありますが、見極めと継続が難しいのが現実。
初心者はインデックスを主軸にして、アクティブは1~3割の検証枠が無難です。
Q2.毎月分配型はキャッシュが入って嬉しいのですが。
A.つみたて枠の趣旨は再投資で複利を効かせること。
毎月分配型は原則対象外です。
キャッシュが必要な場合は、別予算で確保する方が合理的です。
Q3.一括投資とドルコスト、どちらが有利ですか。
A.理論期待値では一括が有利な局面もあります。
ただし初心者がタイミングを当てるのは困難です。
自動積立(DCA)で“やめない”仕組みにするのが現実解です。
※DCAはタイミング誤りのリスクを減らす長所がある一方、期待リターンでは一括投資が勝ち越す期間もあります。
長期継続を最優先に、行動しやすい方法で仕組み化しましょう。
つまずきポイントと処方箋


処方箋
- “見ない仕組み”を作る。
通知を減らし、月1回だけ点検。 - アクティブの比率を上限30%に固定。
値動きの強さを主軸に持ち込まない。 - 四半期ごとに「コスト・乖離・運用方針の一貫性」をメモ化。
記録=継続のスイッチ。
まとめ
ポイント
- 土台は低コストのインデックス1本。
好奇心は“少額アクティブ枠”で検証。 - 自動積立×配分固定×買い増しで戻すで“やめない”。
- つみたて枠はノーロード・毎月分配型NG・低コストが前提。


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