インデックスファンドと並んで人気の投資方法に「ETF(上場投資信託)」があります。
似ているようで仕組みに違いがあり、初心者が迷いやすいポイントでもあるのです。
この記事では、ETFで月1万円を積み立てる方法を解説していきます。


この記事では、ETF(上場投資信託)で月1万円を積み立てる方法を、仕組み・メリットデメリット・積立設計・銘柄選び・買付手順・Q&Aの順に解説します。
👉 投資の基礎はこちら(基礎編)
👉 新NISAの使い方はこちら(新NISA編)
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ETFとは?基礎知識
ETFの仕組みと投資信託との違い
ETFは取引所に上場している投資信託で、株式と同じように市場時間中にリアルタイム価格で売買します。
投資信託(1日1回の基準価額)と違い、指値・成行・逆指値などの注文が使えるのが特徴です。
中身(指数や組入比率)が透明に開示され、指数連動というコンセプトは投資信託と共通。
つまり、分散性は投信、操作感は株式という良いとこ取りのプロダクトです。
新NISAでの扱い(どの枠で買う?)
2024年開始の新NISAでは、ETFは成長投資枠の対象です。
つみたて投資枠は公募投信が中心なので、ETFで積み立てたい場合は成長投資枠で買付します。
NISA口座内での値上がり益・国内配当課税は非課税です。
一方、米国ETFの現地源泉税は原則かかる点に注意。
枠配分と銘柄選定をあらかじめ設計しておくと運用がブレません。
ETFのメリットとデメリット


メリット:透明性・リアルタイム売買・低コスト
ETFは指数連動で開示が頻繁です。
市場時間中はリアルタイムで価格を見ながら売買でき、ボラティリティ対応や指値管理がしやすい点が強みです。
信託報酬は同テーマのアクティブ投信より低水準なことが多く、長期で効いてきます。
国内ETFは円建てで扱いやすく、米国ETFは選択肢が豊富で世界の成長を取り込みやすいのも魅力です。
新NISAの非課税メリットと組み合わせれば、税コストを抑えた効率的な資産形成が狙えます。
デメリット:最小単位・スプレッド・分配金再投資の手間
ETFは基本「1口(1株)単位」のため、価格が高い銘柄だと毎月1万円では約定できないことがあります。
気配(スプレッド)や売買手数料の影響もゼロではありません。
また、投信のような自動再投資ではなく、分配金は現金受取→自分で再投資が基本です。
米国ETFは為替や現地課税への目配りが必要なので、仕組みを理解し、続けられる運用動線を先に作るのがコツです。
月1万円の積立設計


少額積立を実現する工夫
1口2万円のETFに「月1万円」を設定しても、約定は2カ月に1回になりがちです。
これを避けるには、①1口価格の低いETFを選ぶ、②証券会社の定期買付(株数・金額指定)を活用、③スポット少額を併用して端数を埋める、の3つが有効です。
約定タイミングはぶれても、長期の平均取得単価を下げる発想が基本です。
積立の設計を先に固定化することで、相場に振り回されにくくなります。
国内ETFと米国ETFの違い
国内ETFは円建て・日中取引でシンプルです。
米国ETFはドル建てで選択肢が豊富(VOO/VTI/VTなど)です。
米国ETFは為替・現地課税を考慮する一方、世界や米国の成長をダイレクトに取り込めます。
少額で確実に毎月約定させたいか、選択肢の広さを優先するかで使い分けましょう。
資産推移のシミュレーション
ETFでも、投信同様に長期積立で複利が効きます。
毎月1万円・年利5%でのシミュレーション例は以下です。
投資年数 | 元本 | 年利5%の推移 |
---|---|---|
10年 | 120万円 | 約155万円 |
20年 | 240万円 | 約412万円 |
30年 | 360万円 | 約835万円 |
※スマホでご覧の方は、表を横にスクロールしてご確認ください。
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銘柄の選び方と買付手順


代表的なETFの例
- 国内ETF:MAXIS米国株式(2558)、iシェアーズ・コアS&P500(1655)
- 米国ETF:VOO(S&P500)、VTI(全米株式)、VT(全世界株式)
いずれも信託報酬が低水準で、分散性が高い定番です。
米国集中ならVOO/VTI、世界分散ならVTが候補。
国内ETFは円建てで扱いやすく、新NISAの成長投資枠で設定可能です。
SBI証券での買付手順
- SBI証券にログインし、「NISA(成長投資枠)」を選びます。
- 銘柄コードを検索して詳細画面へ移動します。
- 「定期買付」を選択し、頻度・株数/金額・実行日を設定します。
- 月1万円で開始し、端数はスポットで微調整します。
- 分配金受取後は、必要に応じて再投資(スポットor定期額増額)します。
これでETFの積立投資が自動化できます。
最小単位やスプレッドの影響は、長期の分散と継続で薄めていくのが基本戦略です。
👉 SBI証券の口座開設方法はこちら(内部記事)
👉 株で月1万円稼ぐ方法まとめはこちら
よくある質問&まとめ


Q. 分配金はどうする?再投資は必要?
ETFの分配金は現金受取が基本で、投信の自動再投資とは異なります。
新NISA内の国内課税は非課税なので、受け取った分は自分で買い増しすれば複利を高められます。
配当頻度を把握し、定期買付の増額やスポット買付で「分配金→追加投資」をルーチン化するのがおすすめです。
Q. 月1万円だと約定できない月がある?対処法は?
1口価格が高いETFは、毎月約定が途切れることがあります。
対策は、①低価格ETFを選ぶ、②米国ETFでも価格の低い銘柄を選ぶ、③定期買付額を「1口買える最小額」に調整する、の3点です。
月々のブレは気にしすぎず、長期の平均化で考えるのがコツです。
Q. 為替やスプレッドの影響は大きい?
米国ETFは為替リスクが伴い、円高・円安で評価額が変わります。
長期では平準化されやすい一方、気になるなら国内ETF(円建て)や為替ヘッジ付きも検討しましょう。
スプレッド対策は、流動性の高い銘柄・板が厚い時間帯・指値活用が有効です。
まとめ:月1万円でも“積み上がる”ETF
ETFはインデックスの分散性と、株式の機動性を兼ね備えたツールです。
成長投資枠×定期買付×分配金の再投資を組み合わせれば、月1万円でも着実に資産形成を進められます。
まずは扱いやすい国内ETFや低価格の米国ETFから始め、慣れてきたら配分を微調整しましょう。
“続けられる設計”こそ最大の勝ちパターンです。
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