株の勉強

【指標】CPI/雇用統計/FOMCの日本時間まとめと“見る一点”

結局、何時に何を見ればいいんですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
CPIと雇用統計は21:30 or 22:30(夏冬で1時間ズレ)FOMCは翌03:00/04:00+会見が翌03:30/04:30。まずは時間と“見る一点”だけ固定しよう。

 

このページでできること:CPI・雇用統計・FOMCのJST(日本時間)を一目で確認し、各指標で最初に見るべき“一点”を決めて迷いを減らします。

対象は夜の材料に備える初心者〜初中級者。所要3分。

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まずは“時間”を固定|夏時間(EDT)と標準時間(EST)の違い

夏と冬で、どうして日本時間がズレるんですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
米国は3月第2日曜〜11月第1日曜が夏時間(EDT)で東部時間が1時間進む。だから同じ“8:30 ET”発表でも日本ではEDT=21:30/EST=22:30になるんだ。

 

運用上は、スマホのカレンダーに「EDT期=21:30/EST期=22:30」と固定メモを入れておくと取りこぼしが減ります。

FOMCは「声明2:00 ET/会見2:30 ET → 翌03:00/03:30(EDT)/翌04:00/04:30(EST)」の対にして覚えます。

 

早見表|CPI・雇用統計・FOMCの日本時間(横スクロール対応)

※横にスクロールしてご覧ください。

イベント 米東部時間(ET) 日本時間(EDT期間) 日本時間(EST期間) “見る一点” 二次確認
CPI(米消費者物価指数/BLS) 08:30 a.m. ET(毎月) 21:30 JST 22:30 JST 総合よりコア前年比 住居/OER、サービス除エネルギーの粘着度
雇用統計(Employment Situation) 08:30 a.m. ET(目安:第1金曜) 21:30 JST 22:30 JST 非農業部門雇用者数(NFP) 平均時給・失業率・参加率の方向
FOMC声明・政策金利(FRB) 2:00 p.m. ET(会見 2:30) 翌03:00/03:30 JST 翌04:00/04:30 JST 声明の政策方針文言 SEP(公表回)・ドット中央値・会見要旨

 

 

実務フロー|“見る一点 → 二次確認 → 対処”の順

発表直後、板が飛んで怖いです。最低限の型は?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
最初の30〜60秒は“一点”だけ確認→乖離の理由を二次確認→約定は分割指値で飛び防止、が基本の順だよ。

 

1. 一点を見る

  • CPI:先にコア前年比。総合の上振れ/下振れより粘着性の強いコアが市場の“方向”を決めやすい。
  • 雇用:まずNFP。サプライズ幅(予想比)を確認。
  • FOMC:声明1段落の政策方針(“進捗に応じて”などの表現変化)。

 

2. 二次確認(理由と質)

  • CPI:住居/OERやサービス(除エネルギー)。モメンタムが弱いなら「一時的」に振れるだけのことも。
  • 雇用:平均時給・失業率・労働参加率。NFPだけ強くても賃金が鈍ければインフレ圧力は緩む方向。
  • FOMC:SEP(経済見通し)とドット(中央値)。会見冒頭のニュアンスで市場が再解釈することも多い。

 

3. 対処(発注と撤退)

  • 広いスプレッドでは分割指値(3〜5本)。板の空白に置かない。
  • ボラが過大なときはPTSに逃がす/立会寄りに回す判断も選択肢。
  • 損切りは夜間の仕様差を踏まえ、逆指値依存を避ける(指値の置き直しで代替)。

 

NG例/よくある誤解

  • “21:30固定”と覚えて冬時間の22:30を見落とす。
  • 雇用統計をNFPだけで判断(賃金・失業率を無視)。
  • FOMCは声明だけで完結と誤解(会見とSEPで再解釈される)。
  • ボラ直後に成行を多用(飛びやすい)。

 

イベント別の“見る一点”をもう少し詳しく

CPI|コア前年比→住居/OER→サービス(除エネ)

総合はエネルギーでぶれます。

コア→住居/OER→サービスの順で“粘着度”を測ると、短期の戻り売り/買い戻しの判断が安定します。

 

雇用統計|NFP→平均時給→失業率

NFPのサプライズ幅で1次方向、平均時給の方向性で“長めの金利観”を補正。

失業率がトレンドで上向くと金融政策の向きも議論が変わります。

 

FOMC|声明の1段落→ドット(中央値)→会見冒頭

文言微修正が相場のキーになることが多いです。

SEP公表回はドットの中央値で「利下げ回数/利上げ余地」を即押さえ、会見のトーンで最終判断。

 

FAQ(よくある質問)

Q. 夏時間と標準時間の切替日は?

A. 原則3月第2日曜〜11月第1日曜が夏時間(EDT)です。

この期間はCPI/雇用統計が21:30、それ以外は22:30

 

Q. 発表“時刻”が変わることはある?

A. 基本は固定(CPI/雇用統計=08:30 ET、FOMC=2:00 ET/会見2:30 ET)。

ただし発表“日”は月により動くため、直前に公式カレンダーで最終確認を。

 

Q. トレードは何分待つのが安全?

A. 固定の正解はありません。

最初の30〜60秒で“一点”だけ確認→分割指値の階段を小さく置く→歩み値で埋まり方を見て増減、が無難です。

 

まとめ

ポイント

  • CPI/雇用統計は8:30 ET=JST 21:30(EDT)/22:30(EST)、FOMCは2:00 ET=翌03:00/04:00(会見は+30分)
  • “見る一点”はCPI=コア前年比雇用=NFP→平均時給FOMC=声明の文言→ドット→会見
  • 発表直後は分割指値が基本。時間は必ず公式カレンダーで最終確認。

 

今夜はCPI。どこまで見れば十分?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
コア前年比 → 住居/OERまでで一次判断。板が荒い時は量を絞り、寄り付きに回すのも立派な選択だよ。

 

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