株の始め方/初心者ガイド

松井証券の信用取引のはじめ方|制度・金利・必要書類・リスク管理と“追証テンプレ”

信用取引って正直ちょっと怖いです。最初に何を決めれば安全に始められますか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
まずは建玉上限・逆指値の常設・維持率アラートの3点を先に決めるんだ。これで“致命傷”を避けられるよ。

 

この記事は、松井証券の信用取引を“最短で安全に”始めるための実務ガイドです。

制度の全体像→準備物→コスト→リスク管理→発注の型→復旧、の順でテンプレ化します。

👉 口座(手順)の全体フローと次の一歩を見る

 

信用取引の全体像(制度としくみ)

「買い」と「売り」で何が違うのか、ざっくり知りたいです。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
買いは資金を借りて株を買う、売りは株を借りて先に売る。どちらも担保に委託保証金を入れる、が共通なんだ。

 

信用取引は証券会社から資金や株式を借りて売買する仕組みです。

買いから入る「信用買い」と、借株して売る「信用売り(空売り)」があります。

評価損益とコストは日次で変動し、維持率を下回ると追証の可能性があります。

 

初心者はどんなスタンスで入るのがいいですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
小さく・速く・テンプレ通り。最初は“勝ちよりも生存”を優先だよ。

 

建玉の基本語彙

  • 建玉(たてぎょく):保有中の信用ポジション。
  • 保証金(証拠金):建玉を維持するための担保資金。
  • 維持率:保証金に対する必要水準の割合。下回ると追証の可能性。
  • 日々の決済:買方金利・貸株料などのコストが日次で発生。

 

はじめる前の準備と口座要件

口座は追加で申込が必要ですよね?どれくらいで使えるようになりますか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
総合口座に加えて信用取引口座を開く。オンラインで完結して、審査は最短・目安で進むよ。

 

松井証券で信用取引を行うには、総合口座に加え「信用取引口座」の開設が必要です。

年齢・収入・投資経験などの審査項目は公式基準に準拠します。

注意:信用取引口座は基準により開設できない場合があります(例:18歳未満は不可、23歳未満かつ学生・無職・パート/アルバイトは不可 など)。

詳細は最新の公式基準を必ず確認してください。

本人確認と各規程の同意はオンラインで完結できます(最短・目安)。

例:営業日11:30までの申込完了で、最短なら当日18:00頃に開設完了の案内が来るケースもあります(状況により日数がかかる可能性あり)。

 

チェックリスト

  • 本人確認書類とマイナンバーの準備(スマホ撮影の推奨)。
  • 投資目的・経験・資産状況の申告を正確に入力。
  • 初期入金の計画を立て、余力を十分に確保。

 

経験が浅いと審査は通らないのでしょうか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
経験は見るけれど、正確な申告とリスク理解が大事。まずは“最小サイズ運用”から始めよう。

 

最短ルートは、全体フローで道筋を確認してから必要な設定へ進むことです。

 

👉 まずは全体フローを確認する

 

コストの目安(金利・貸株料・諸費用)

コストがよく分からずに不安です。どう見積もればいいですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
基本は予定保有日数×料率。短期でも“1日上乗せ”で安全側に見ておこう。最新の料率は必ず公式で確認だよ。

 

信用取引には買方金利・売方(貸株)料・事務手数料などのコストがかかります。

具体水準は銘柄・区分・金利情勢などで変動するため、最新の料率は必ず公式で確認してください。

 

見積もりの型

  • 予定保有日数 ×(買方金利 or 貸株料)=目安コスト。
  • デイ〜短期でも、持越しの可能性があるなら日数を1日上に丸める。
  • イベント前後は料率・逆日歩・板の薄さに注意する。

 

建玉上限と維持率の決め方(最初の安全ライン)

建玉上限って、具体的にはどのくらいが目安ですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
口座現金に対して控えめの比率で“金額上限”を決める。最初は1銘柄の同時建て数も制限しよう。

 

最初に「建玉上限(1銘柄・合計)」を金額で固定します。

維持率はアラートを2段階に分け、警告→強制縮小を機械的に走らせます。

 

テンプレ(初期設定の例)

  • 建玉上限:口座現金×◯%(目安)。
  • アラート1:維持率◯%でメール/プッシュ通知。
  • アラート2:維持率◯%でポジション縮小を自動判断。

 

上限に当たったらどうしますか?チャンスに乗り遅れそうです。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
上限は“守るための壁”。見送りも戦略だよ。次の好機まで余力を温存しよう。

 

追証の仕組みと対応テンプレ(必携)

もし追証になったら、まず何を確認すべきですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
通知の期日・不足額・対象建玉だね。次に“縮小優先”で手順を回すんだ。

 

追証の要件・期限は松井証券の信用取引規程等に基づきます。

維持率が所定水準を下回ると、期日までに差し入れ(入金)や建玉整理が必要になります。

通知を受けたら、原因を切り分けて即時に縮小・解消へ動きます。

 

追証テンプレ(判断→行動)

  • 通知を確認 → 期日・不足額・対象建玉を特定。
  • 即時の縮小案を作成(損小の順に決済/寄付成り×は避ける)。
  • 縮小後も維持率が足りなければ、入金(最短・目安)+残余の解消。
  • 原因記録(サイズ過大/逆指値未設置/イベント跨ぎ)。

 

入金と整理、どちらを先にやるべきですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
基本は“縮小先行”。サイズを落としてから不足分を詰めるほうが、リスクを早く下げられるんだ。

 

発注の型:逆指値・返済予約・分割エントリー

逆指値を置き忘れることが多いです。習慣化のコツはありますか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
建てた瞬間に“IF-DONEで返済予約+逆指値”を同時に入れる。操作をテンプレ化して迷いを消そう。

 

損切りは必ず逆指値を置くのが基本です。

利益確定は返済予約(IF-DONE)で自動化し、外出時のリスクを減らします。

分割エントリー/分割手仕舞いで平均取得のブレを抑えます。

 

実務のコツ

  • 最初の逆指値は“想定リスク=日次ボラ×係数”で機械的に置く。
  • 建てた瞬間に返済予約を入れ、手動の迷いを減らす。
  • 板が薄いときは指値ガードを優先し、約定優先は避ける。

 

成行で一気にいくのはダメですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
薄い板だと“すべり”が致命傷になる。指値ガードで価格を守ろう。

 

よくあるつまずきとチェックポイント

最初につまずきやすいのはどこですか?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
申込未完了・余力不足・コスト見落とし・逆指値忘れ。この4つはチェックリスト化して毎回見るんだ。

 

  • 審査未完了・初期設定不足で建てられない → 申込状況と設定項目を確認する。
  • 資金不足・余力不足 → 建玉縮小か入金を先に決める。
  • コスト見積もり漏れ → 日跨ぎの料率とイベント日程をカレンダー化。
  • 逆指値未設置 → テンプレを固定し、例外運用を禁止。

 

初日の運用ルーティン(テンプレ)

1日の動き方を型にしておきたいです。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
下の4点を回そう。終わりに“改善1行”を書き残すのがコツだよ。

 

  • 開場前:ニュース・イベント・貸借・板の厚みを確認。
  • 寄り〜前場:建玉サイズは小さく、逆指値と返済予約を同時設定。
  • 後場:維持率・含み損益・コスト見積もりを再計算。
  • 引け後:結果記録(サイズ・根拠・損益・改善1行)。

 

まとめ(ここまでの道筋)

ポイント

  • 建玉上限・逆指値常設・維持率アラートを先に決める。
  • 日数×コストを見積もり、イベント前後はサイズを小さく。
  • 追証はテンプレ通りに即時縮小→必要なら入金→原因記録。
  • 返済予約と分割手仕舞いで“自動”に寄せる。

 

流れがクリアになりました。まずは小さく、逆指値と返済予約を同時に入れます。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
いいね。迷ったらテンプレに戻って、サイズを落として継続しよう。焦らないのが勝ち筋なんだ。

 

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