

この記事のゴール:「頻度別の特徴」と「給料日翌営業日ルール」を理解し、薬剤師でも積立を止めずに回せる仕組みを作れるようにします。
👉 自動設定の方法は SBIで投信の自動積立を設定 を参照。
\固定金額×自動で続ける土台を作ろう/
積立頻度の基本パターン
積立には「毎月/毎週/毎日」の3つの頻度があります。それぞれの特徴を整理すると、選びやすくなります。
- 毎月型:もっともシンプル。1回の金額が大きく、管理が簡単。薬剤師のように忙しい勤務でも負担が少ない。
- 毎週型:時間分散効果を持たせつつ、管理はそこまで煩雑にならない。ボーナス月の変動にも対応しやすい。
- 毎日型:最も分散効果が大きいが、約定や受渡の確認が煩雑になる。勤務が不規則な薬剤師にはやや管理コストが高い。


なお、毎日型をフル活用している投資家もいますが、それはPCを毎日開ける人や、自動的に確認できる仕組みを整えている人に限られます。
薬剤師のように不規則勤務で夜勤明けも多い場合、毎日型は「確認負担が増える=ミスのリスク」につながりかねません。
最初は「管理のしやすさ」を重視するのが鉄則です。
給料日翌営業日ルールの実務
積立日を「給料日翌営業日」に寄せることで、残高不足による積立失敗を防げます。
- 給与口座=引落口座にするのが大前提。
- 給料日25日なら、26日か27日を積立日に設定。資金着金の遅れを吸収できます。
- 銀行引落サービス利用時は14日または27日に固定されます。注意点として、実際の発注は引落から数日後(例:2〜4営業日後)になるため、余裕を持って考える必要があります。
- クレカ積立は申込日が毎月7・8・9日のいずれかに限定されています。給与との同期は現金積立や銀行引落で補完しましょう。


さらに、給料日が土日に重なるときは要注意です。
例えば25日が土曜の場合、着金は翌営業日の月曜(27日)になります。
そのため積立日は「給料日+2営業日」を選ぶのが安心です。
こうして少し余裕を持たせることで、資金不足を避けられます。
頻度と給与サイクルの組み合わせ例
薬剤師の勤務形態(夜勤・シフト)に合わせて、頻度を組み合わせるとさらに安定します。
- 基本は「毎月×給料日翌営業日」。残高不足リスクを最小化。
- 慣れたら「毎週型」を追加して、月次資金を4分割。市場変動をより平滑化できます。
- 「毎日型」は、投資に慣れた段階で一部を試す程度。全額を毎日型にする必要はありません。
また、夜勤明けや連勤で確認が遅れることを考えると、「週1回チェック+自動積立」で回る体制にしておくと安心です。
人間の習慣は必ず崩れる瞬間があるので、それを前提に「シンプル+バックアップ」の組み合わせで考えるのが賢いやり方です。
👉 関連:NISA年次メンテのチェックリスト
\口座開設は無料/
Q&A|積立日でよくある疑問
Q1. 毎日積立はやった方が良い?
A. 効果はありますが、管理コストが高いです。
忙しい薬剤師は「毎月型」からで十分です。
日次で市場を見られる人なら効果はありますが、夜勤シフトで生活が乱れやすい場合は逆にストレスになることもあります。
Q2. 給料日が土日の場合は?
A. 翌営業日に着金するため、積立日はさらにその翌営業日に寄せるのが安全です。
例えば25日が土曜なら27日を積立日とするのが実務的です。
Q3. クレカ積立の日付は選べる?
A. いいえ。毎月7・8・9日のいずれかのみです。
給与との同期は現金積立で補いましょう。
もしクレカ決済日と給与日が離れていて不安な場合、口座引落で補完する「二重仕組み」が有効です。
Q4. 頻度を途中で変更しても大丈夫?
A. 問題ありません。
むしろ勤務の状況に合わせて柔軟に変えることが大切です。
やめないこと>ベストな頻度です。
自分にとって無理なく回る頻度を優先しましょう。
Q5. 受渡のタイミングはどう考えればいい?
A. 国内株やETFはT+2、投資信託はT+3〜T+5程度で受渡になります。
ファンドごとに異なるため、必ず目論見書を確認してください。
給与日や出金予定と重なる場合は、余裕を持った資金管理が必要です。
まとめ
ポイント
- 積立頻度は「毎月/毎週/毎日」。薬剤師はまず毎月型を土台に
- 給料日翌営業日に設定し、残高不足を防止
- 銀行引落は14日/27日、発注は数日後に実行される点に注意
- クレカ積立は毎月7・8・9日のみ。給与サイクルは現金積立で補完
- 受渡は株式T+2/投信T+3〜T+5。必ず目論見書を確認
- 頻度は変えてもOK。大事なのはやめないこと


\決めた型を今セット/
👉 併せて読みたい: