
今週の結果
結果
- 週間累計:+342,607円
- 5月累計:+482,535円
- 年間パフォーマンス:-5.2%
今週は日経平均が38,000円を一時期越え、上がりすぎで一休止といった感じです。
ここから押し目を作って上がっていくか、上がりすぎで下がるか正直読めません。
また、トランプ大統領の一声で変動する可能性もあるので。
今週の個人的な結果としては素晴らしい結果でしたが、決算でやられてまたまた含み損が増えました。
火曜日の時点ではトランプ関税ショックの含み損はほぼほぼ解消していたのですが、決算でやられて元通りに…。
ドカンと下がってもトランプショックまでは下がらないだろうと読んで、あえて跨ぎました。
余力はまだあるのでこれから上がっていくのを祈るのみです。


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2025年5月第3週の日本株式市場:日本株市場の振り返り
この章では2025年5月第3週の日本株式市場の振り返りをしていきます。
1週間の主要トピックスと市場全体の動き
2025年5月第3週、日本株市場では米中の関税引き下げ合意が大きな話題となりました。
週明けは、スイスで行われた米中閣僚級協議の「進展あり」という発表を受け、投資家の買い注文が先行。
「米中の貿易摩擦が和らぐなら、企業業績にもプラスだ」といった声が市場で聞かれる展開となりました。
しかし、週の半ば以降は利益確定の売りが目立つ状況。
株価は一進一退の展開を見せました。
特に、決算発表が一巡し材料に乏しくなったことで、様子見ムードが強まる形となります。
加えて、トランプ大統領の発言や為替の動きが相場の方向感を左右する場面もありました。
個別銘柄では、トヨコーが決算の黒字転換と来期の大幅増益予想で大きく上昇。
AI関連のAVILENも好決算を受けてストップ高を記録。
注目されたのは「安川電機」「バンダイナムコ」「サンリオ」などの大型株です。
海外投資家の買い越しが続いた一方、個人投資家は利益確定の売りを選択する傾向が強まりました。
日経平均株価の推移と週間パフォーマンス
この週の日経平均株価は、始値37,697円(5月12日)からスタート。
週中には一時38,494円(5月13日)まで上昇しました。
5月14日には38,128円で取引を終えるなど、38,000円台を維持する場面も見られました。
最終的に5月16日の終値は37,753円となり、前週末比で約250円の上昇。
週を通してみると、米中協議の進展や円安傾向が買い材料となりました。
機関投資家の買い意欲も高まる週でした。
一方で、週後半は利益確定の動きが強まり、株価の上値はやや重くなる展開。
年初来高値(40,288円)には届かなかったものの、4月の安値(30,792円)からは大きく回復しています。
海外の株式市場や為替の動向も日本株に影響。
米国株の上昇やドル円の円安進行が、輸出関連株を中心に買いを呼び込む要因となりました。
初心者の方は、「日経平均がどのくらい動いたのか」「何がきっかけで上がったのか」を具体的に押さえておくと、今後の投資判断に役立ちます。

株価動向と上昇・下落要因
この章では株価動向と上昇・下落要因について説明します。
株価上昇の主な要因
5月第3週の日本株市場は、日経平均が一時3万8000円台を回復。
最大の背景は米中協議の進展です。
米国と中国が追加関税の大幅引き下げで合意したというニュースが伝わると、投資家心理が一気に改善。
リスクを取る動きが広がり、株高と円安が同時に進行しました。
特に輸出関連株や大型株が買われる展開。
米国株の堅調さや国内企業の決算発表も、市場全体を後押しする要因となっています。
海外投資家の資金流入も続き、相場を支える力となりました。
米中協議進展とリスク選好ムード
米中の関税協議が進展したことで、世界経済の先行きに対する不安が和らぐ状況。
5月12日には両国が追加関税を115%引き下げることで合意したと発表されました。
これが日本株にも好影響を与えた形です。
リスク選好ムードが強まり、投資家は積極的に株式を買う姿勢を見せました。
米国市場でもダウ平均が大幅反発。
その流れが東京市場にも波及しています。
新興市場でもリスク志向が高まり、値上がり銘柄が増加しました。
機関投資家の買い意欲
機関投資家の動きも株価上昇の大きな要因。
米中協議や企業決算の内容を見極めていた機関投資家が、買い遅れを取り戻すために積極的に買いを入れました。
自社株買いや企業再編など資本効率を高める動きも評価されています。
海外勢の資金流入が続き、個人投資家の売りを吸収する形で相場を支える展開。
さらに、NTTの子会社再編や大手商社株への著名投資家の支持表明など、個別の材料も買い意欲を刺激しています。
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株価下落・調整の要因
週後半になると、急ピッチな株価上昇に対する警戒感が強まる状況。
利益確定売りが増え、相場はやや軟調な展開に。
1-3月期のGDPが0.7%減となり、景気回復への不安も広がりました。
加えて、為替市場で円高が進行したことや、米国株の一時的な下落も日本株の重しとなる要因。
決算発表が一巡し、材料難から買い疲れ感も見られます。
利益確定売りと過熱感
株価が短期間で大きく上昇したため、利益を確定させる動きが強まりました。
こうした状況では、短期的な調整が入りやすくなります。
特に半導体関連株など、直近で大きく値上がりした銘柄に売りが集中しました。
外部環境(為替・米国株安など)の影響
週末にかけては為替市場で円高が進行。
輸出関連株の重しとなりました。
米国市場での株価下落も日本株に波及。
全体的に売りが優勢となる場面が増えました。
さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策や、トランプ大統領の発言など、海外要因による不透明感も相場の重し。
今後も外部環境の変化には注意が必要といえるでしょう。

注目銘柄と投資部門別動向
この章では注目銘柄と投資部門別動向について解説します。
注目銘柄の動向と企業業績
安川電機・バンダイナムコ・サンリオの動き
2025年5月第3週に注目されたのは、安川電機、バンダイナムコホールディングス、サンリオの3社。
安川電機は、産業用ロボットやサーボモーターで世界的なシェアを持つ企業です。
4月発表の2025年2月期決算では、売上収益が前期比6.6%減、営業利益は24.3%減と苦戦。
一方、2026年2月期の営業利益予想は19.6%増の600億円と回復基調が見込まれています。
米中貿易摩擦の緩和を受け、株価もリバウンドする展開となりました。
バンダイナムコは、5月8日に発表した2026年3月期の業績予想で、売上高が前期比3.3%減、営業利益は19.5%減と慎重な見通し。
家庭用ゲームソフトの反動減が響き、決算直後は株価が急落しました。
しかし、4600円付近では底堅さを見せており、今後の動きに注目が集まります。
サンリオは、5月13日に2026年3月期の業績予想を発表。
売上高は前期比11.9%増、営業利益は15.8%増と3期連続の最高益を見込みます。
決算直後は市場予想を下回ったことで売られる場面もありました。
中期経営計画の上方修正や長期ビジョンが評価され、株価は反発。
75日移動平均線を上抜け、今後の上昇が期待されています。
投資部門別の売買動向
個人投資家と機関投資家の動き
2025年5月第2週も投資部門ごとの売買動向が鮮明になりました。
海外投資家は現物・先物合算で4週連続の買い越し。
買越額は5,830億円に達し、日経平均株価の上昇を後押ししています。
一方、個人投資家は5週連続で売り越し。
売越額は3,576億円と前週よりも大きくなりました。
個人は短期的な利益確定を優先しやすく、株価上昇局面で売りに回る傾向が強まっています。
事業法人による自社株買いも続き、6週連続で買い越し。
信託銀行(主に年金基金)は3週連続で売り越しとなりました。
海外勢の積極的な買いが相場をリードし、個人は慎重な姿勢を維持。
こうした投資部門ごとの動きは、今後の市場動向を読むうえで重要なポイントといえるでしょう。

今後の見通しと投資戦略
この章では今後の見通しと投資戦略について説明します。
今後の日本株市場の注目ポイント
外部要因と政策動向
2025年5月第3週以降の日本株市場では、米中の関税協議や米英の貿易協定が引き続き注目されています。
5月中旬には米中両国が追加関税を115%引き下げることで合意し、市場の不安が一時的に和らぎました。
ただ、トランプ大統領の発言や米国の関税政策は依然として相場の変動要因。
為替市場ではドル円が145円台と円高傾向になりやすく、輸出関連企業の業績に影響を与える可能性もあります。
また、日銀の利上げ観測が後退し、自社株買いの動きが出てくることも底堅さを支える材料。
こうした外部要因や政策動向を日々チェックすることで、投資判断の精度を高められるでしょう。
企業決算と業績見通し
今後の日本株の動向を左右するのは、企業の決算発表とその内容。
5月は主要企業の決算が一巡し、投資家は2026年3月期の業績見通し(ガイダンス)に注目しています。
企業の想定為替レートは146円前後で、現状の為替水準なら大きな下振れリスクは限定的と考えられます。
決算内容が市場予想を上回れば株価の押し上げ要因となりますが、逆に業績の下方修正や慎重なガイダンスが出た場合は、調整局面に入る可能性も否定できません。
決算発表の内容は、公式発表や証券会社のレポートで具体的に確認することが大切です。
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投資家へのアドバイスと戦略
押し目買い・利益確定のタイミング
今週は米中協議の進展や決算発表を受けて日経平均株価が上昇しましたが、急ピッチな上昇に対する過熱感も出てきました。
こうした局面では、短期的な調整や利益確定の売りが出やすくなります。
押し目買いを狙うなら、過熱感が一服した場面が目安となるでしょう。
一方、すでに利益が出ている銘柄は、決算発表後や市場が材料難で様子見ムードになったときに一部を利益確定するのも有効です。
焦って高値掴みしないよう、値動きと出来高をしっかり観察する姿勢が重要となります。
リスク管理と分散投資
株式市場は外部要因や政策変更、企業業績の変化などで急に動くことがあります。
リスクを抑えるためには、複数の銘柄や業種に分散投資することが基本。
たとえば、輸出関連株だけでなく、内需株やディフェンシブ銘柄も組み合わせることで、特定のリスクに偏らないポートフォリオを作れます。
また、投資資金の一部は現金や債券で保有し、急な下落局面でも冷静に対応できるように備えることが大切です。
初心者の方は、少額から分散投資を始めることで、リスクをコントロールしやすくなります。
市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で資産を増やすことを意識しましょう。

まとめ
2025年5月第3週の日本株市場は、米中の関税引き下げ合意が好感され、日経平均は一時38,000円台を回復しました。
週前半は買いが先行しましたが、週後半は利益確定売りや円高進行、決算発表一巡による材料難で上値が重くなりました。
注目銘柄は安川電機、バンダイナムコ、サンリオなど。海外投資家は買い越しが続き、個人投資家は利益確定の売りが目立ちます。
今後は外部要因や企業決算、為替動向に注意が必要です。


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