
今週の結果
結果
- 週間累計:+22,132円
- 6月累計:+223,477円
- 年間パフォーマンス:+3.3%
今週は日経平均が4万円台を超えて絶好調でした。
このまま上がってほしいですが、ボリンジャーバンドの2αを超えているので、一度下がると予想しています。
そこからもう一度上がっていくことをみんなで祈りましょう。
自分の成績ですが、今週は月・火に保有銘柄が急落し、かなりの損失に。
しかし、後半は日経平均と一緒に上昇したのでなんとかプラスで終えることができました。


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2025年6月第4週の日本株式市場:日本株市場の振り返り
この章では2025年6月第4週の日本株式市場の振り返りをしていきます。
日経平均・TOPIXの週間推移
2025年6月第4週の日経平均株価は、週を通じて約1,747円高(約4.55%増)の40,150円台で取引を終えました。
これは1月以来、約5カ月ぶりに4万円台を回復した水準となります。
TOPIXも3月以来の年初来高値を更新し、好調な相場が続く展開。
週初は中東情勢の緊迫化や米国の半導体規制観測で売りが先行しました。
その後、停戦合意や米利下げ期待を背景に買い戻しが強まる状況。
特に半導体株の上昇が日経平均の押し上げ要因となりました。
2025年6月第4週の市場全体の特徴
この週の日本株市場は、生成型AIの普及に伴う半導体需要の拡大期待が大きな支えとなりました。
米国市場でエヌビディアなど半導体関連株が最高値を更新したことが、東京市場の半導体株高を促進する要因。
地政学リスクの後退や米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ示唆も相まって、投資家心理は改善傾向にありました。
一方で、グロース株は資金流入が限定的で、資金の偏りが見られます。
全体としては堅調な動きながらも、短期的な調整リスクは残る状況。
市場の動きは一方向ではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。
半導体株の動向と市場への影響
半導体株は、生成AIの普及による需要増加を背景に、米国の主要銘柄が高値を更新。
日本国内でもアドバンテストやソフトバンクグループなど関連銘柄が大幅上昇となりました。
これにより、日経平均の上昇を牽引し、指数全体の押し上げに大きく貢献。
半導体株の上昇は、今後の日本株市場の方向性を占う重要な指標となるでしょう。
海外投資家・個人投資家の売買動向
2025年6月第3週までのデータでは、海外投資家は10週連続で日本株を買い越しており、現物株を中心に積極的な買いが続いています。
これが日本株の戻り基調を支える要因。
一方、個人投資家は逆張り傾向が強く、株価が上昇局面にあるときは売り越し、下落局面では買い越す動きが目立ちました。
海外投資家の買い持続が今後の市場安定のカギとなると考えられます。

2025年6月第4週の日本株式市場の主な動向と注目銘柄
この章では日本株式市場の主な動向と注目銘柄について説明します。
主要銘柄の値動きとランキング
6月第4週の日本株市場では、日経平均株価が4万円台を回復。
投資家の注目を集める展開となりました。
特に値上がりランキングで1位となったのは大黒屋ホールディングス(6993)。
週を通じて106%超の上昇を記録しています。
この背景には、ECサイトの自動買取機能導入など、具体的な新サービス発表が材料視されたことが挙げられます。
また、INEST(7111)は子会社株式の譲渡と中期経営計画の発表を受けて約70%の上昇。
デリバリーコンサルティング(9240)もアクセンチュアとの提携発表で大きく値を上げました。
一方、値下がり率トップはマックハウス(7603)。
証券金融の担保金引き上げ措置が需給悪化を招き、36%超の下落となっています。
こうしたランキングは、個別材料や需給要因が株価に大きく影響することを示す結果となりました。
上昇銘柄・下落銘柄の特徴
今週の上昇銘柄には、AIやデジタル技術を活用した新サービスや業務提携といったポジティブなニュースが共通しています。
たとえば、デリバリーコンサルティングは大手外資との提携が評価され、短期間で株価が急騰。
一方、下落銘柄の多くは、証券会社による担保金引き上げや業績下方修正など、ネガティブな要因が直接株価を押し下げるケースが目立ちます。
マックハウスやデータセクション(3905)は、需給悪化や利益確定売りが集中し、値を大きく下げました。
このように、材料の内容や投資家心理の変化が、短期間で大きな値動きを生むことが多い傾向です。
注目セクターの動向
今週は半導体・ハイテク関連株が市場をけん引。
米国市場でエヌビディアやマイクロン・テクノロジーなどの好決算や上場来高値更新が続いたことで、日本でも関連銘柄への買いが強まりました。
また、内需関連や高配当株にも資金が流入。
幅広い業種で上昇が見られました。
特に、為替が円安傾向にある中で、外需型の大型株だけでなく、国内需要に強みを持つ企業にも関心が高まっています。
半導体・ハイテク株の動き
半導体・ハイテク株は、生成AIの普及やデータセンター需要の拡大を背景に、引き続き強い買いが入る状況。
アドバンテストやディスコ、東京エレクトロンなどの主力銘柄が上場来高値圏で推移し、日経平均の上昇を支えています。
米国の半導体大手エヌビディアの株価上昇も、日本市場の投資家心理を押し上げる要因となりました。
AIやデジタル分野の成長期待が、今後もこのセクターの株価を後押ししそうです。
内需関連・高配当株の動き
市場が不安定な時期には、内需関連や高配当株への資金シフトも目立つ傾向。
たとえば、食品や小売、サービス業など、国内消費に強みを持つ企業が注目されました。
高配当株では、配当利回りが3~5%台の銘柄が人気を集めています。
横浜ゴム(5101)やフルヤ金属(7826)など、安定した配当政策を掲げる企業は、長期投資家の支持を集めやすい特徴があります。
このような銘柄は、相場全体が荒れる局面でも資産防衛の選択肢として検討されることが多いでしょう。

日本株式市場の経済指標と外部環境の影響
この章では経済指標と外部環境の影響について解説します。
為替(ドル円)と日本株の関係
ドル円相場の動きは日本株に直結します。
2025年6月第4週は中東情勢緊迫化を背景に円安傾向が続き、ドル円は143~145円台で推移しました。
その後も143~145円台での推移が続きました。
円安が進むとトヨタやソニーなど輸出企業の業績改善期待から株価が上昇しやすい傾向があります。
逆に円高時は輸出企業の利益が圧迫されるため、為替変動はポートフォリオ構築の重要な指標となります。
初心者は「円安=輸出企業優位」「円高=内需株注目」と覚えておくと投資判断がしやすくなります。
米国経済・中東情勢の影響
米国経済の減速懸念や中東リスクは日本株に波及します。
2025年1-3月期の米実質GDPは前期比年率-0.2%と3年ぶりマイナス成長となりました。
自動車関税交渉の不透明感も重しとなる要素。
中東では6月のイスラエル・イラン衝突で原油価格が75ドルまで急騰。
輸入依存度の高い日本企業のコスト増懸念が株価を揺さぶりました。
こうした外部リスクには分散投資が有効で、半導体株だけでなく電力・ガス株など安定資産を組み入れるのが対策例です。
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米国金利・FOMCの動向
FRBの利下げ観測が日本株を支えています。
6月FOMCでは政策金利を4.25-4.50%に据え置き、年内2回の利下げを維持。
パウエル議長は利下げに慎重姿勢を維持しつつ、他のFRB高官が「7月利下げの可能性」に言及しました。
利下げ実現で日米金利差が縮小すれば円高圧力が強まるため、輸出企業株の動向に注意が必要です。
トランプ関税政策の影響
自動車関税25%の継続が日本経済の足かせとなる状況。
6月短観予測では大企業製造業の業況DIが前回比3ポイント悪化。
自動車・鉄鋼業種で顕著な悪化が懸念されます。
関税対策として企業は東南アジアへの生産移管を加速中。
タイやベトナム現地法人を持つホンダや日産が相対的に堅調です。
投資家はサプライチェーン再編の進展度で銘柄選別するのが有効なリスク回避策と言えるでしょう。

2025年6月第4週の日本株式市場の今後の見通し
この章では日本株式市場の今後の見通しについて説明します。
今後の注目材料とリスク
2025年6月第4週の日本株市場は、半導体需要の拡大や米国の関税政策緩和への期待が相場を支えました。
今後の注目材料としては、米国の経済指標やFRBの金利政策、トランプ前大統領の関税動向が挙げられます。
7月3日には米雇用統計の発表が予定されており、これが市場の方向性を左右する可能性が高いでしょう。
加えて、米国や欧州の財政政策拡大も日本企業の業績に追い風となる見通しです。
一方、急ピッチな株価上昇による過熱感や、外部要因に左右されやすい点には注意が必要。
短期的な調整リスクも意識されており、今後は押し目待ちの買いと利益確定売りの攻防が続くと考えられます。
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決算発表と業績見通し
6月末から7月にかけて、多くの企業が決算発表を控えています。
直近では、業績予想を上方修正する企業が増加。
例えばアクシージアやコンヴァノなどが大幅な利益増を発表しました。
一方で、プレミアアンチエイジングのように売上高が下方修正されるケースも見られます。
決算内容が市場予想を上回れば株価は上昇しやすくなりますが、期待外れの場合は急落するリスクも。
投資家は、発表予定日や内容を事前にチェックし、業績の変化に敏感に対応することが重要となります。
市場の過熱感と調整リスク
日経平均は急速に4万円台を回復し、短期間で高値を更新しました。
こうした動きは投資家の期待感を示す一方、過熱感も強まっています。
過去のデータでも、急上昇後には一時的な調整局面が訪れることが多い傾向。
特に、海外投資家の動向や米国経済の変調が引き金となりやすい状況が挙げられます。
初心者の方は、短期的な値動きに振り回されず、リスク管理を徹底しましょう。
分散投資や積立投資など、安定した運用方法を選ぶのも一つの方法です。
投資戦略のポイント
2025年後半の日本株市場では、選別投資がより重要になります。
生成AIや半導体関連に加え、再生可能エネルギーやヘルスケア分野にも注目が集まっています。
インデックス投資を基軸にしつつ、テーマ型ファンドや個別銘柄でリターンを狙う「コア・サテライト戦略」が有効です。
短期的な調整局面では押し目買いのチャンスも生まれやすいため、焦らずタイミングを見極めることが大切。
市場の波に乗るためには、柔軟な対応力が求められます。
初心者向け投資アドバイス
これから投資を始める方は、まず少額から積立投資を始めてみましょう。
インデックスファンドを活用することで、リスクを分散しつつ市場全体の成長を享受できます。
また、配当株や株主優待銘柄も人気。
短期的な値動きに惑わされず、長期的な視点でコツコツと資産形成を目指すのがポイントです。
新NISA制度も活用し、非課税枠を有効に使いましょう。
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注目の投資テーマ
2025年後半の注目テーマは「半導体」「生成AI」「高配当株」「再生可能エネルギー」「ヘルスケア」の5つ。
アナリストが「買い」や「強気」と評価する銘柄も多く、これらの分野は今後も成長が期待されています。
例えば、連続増益株や円高が追い風となる企業、株主還元に積極的な企業なども狙い目。
テーマを絞って投資することで、効率的にリターンを狙うことができます。

まとめ
2025年6月第4週の日本株市場は、日経平均が約5カ月ぶりに4万円台を回復し、半導体株の上昇が相場をけん引しました。
米国の半導体関連株高や生成AI需要拡大が追い風となり、TOPIXも年初来高値を更新。
海外投資家の買い越しが続き、市場全体は堅調でしたが、個別銘柄では材料や需給の影響で大きな値動きも。
今後は決算発表や米国の経済指標、金利政策が注目され、短期的な調整リスクにも注意が必要です。


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