
今週の結果
結果
- 週間累計:-52,868円
- 6月累計:+201,463円
- 年間パフォーマンス:-4.7%
今週は散々な結果でした。
日経平均は38,000円台をキープしてますが、自分が持っている銘柄はなぜか下落。
はっきりとした理由はまだわかりませんが、結構損切りしたので今週はマイナスになってしまいました。
週の前半の日経平均は上昇しましたが、後半は一服状態。
もしこれから上昇するなら、もう少し下落してから上昇しようすると予測しています。


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2025年6月第3週の日本株式市場:日本株市場の振り返り
この章では2025年6月第3週の日本株式市場の振り返りをしていきます。
今週の日本株市場の値動きと主な要因
2025年6月第3週、日本株市場は日経平均が週間で568.98円上昇しました。
終値は38,403.23円となり、堅調な推移を記録。
週初は中東情勢の緊迫化が意識され、一時的に売りが優勢となる場面も見られました。
その後、懸念がやや後退し、買い戻しの動きが強まったのが特徴です。
特に米国株高や円安進行が追い風となり、ハイテク株中心に資金流入が加速。
一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)でのインフレ警戒発言や中東リスクが完全に払拭されない状況も続きました。
週後半は上値が重くなる展開となりましたが、全体としては海外要因と地政学リスクが大きく影響した一週間といえるでしょう。
市場の振れ幅が大きかった点も今週の特徴です。
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日経平均・主要株価指数の動向
日経平均株価は週を通して底堅い動きを見せ、1.5%の上昇となりました。
特に6月17日には前日比225.41円高の38,536.74円を記録。
この上昇を支えたのは、アメリカ株式市場の堅調さや円安進行といった外部要因。
加えて、半導体関連株が大きく買われ、アドバンテストやレーザーテックといった銘柄が日経平均を押し上げる要因となりました。
一方、東証プライム全体では値下がり銘柄が多く、売り優勢の地合いも続いています。
新興市場はやや弱含みで、大型株が相場全体をけん引する構図が目立ちました。
業種や規模による明暗がはっきりした週でもあります。
市場を動かした国内外のニュース
今週の市場を動かした主なニュースは、中東情勢の緊迫化と米国の金融政策、そして半導体関連の動向。
イスラエルとイランの対立激化が報じられ、米国の軍事介入の可能性も意識されました。
しかし、ホルムズ海峡封鎖などのリスクが顕在化しなかったことで、過度な懸念は後退。
また、FOMC後のパウエルFRB議長によるインフレ警戒発言が戻り売りを誘う一因となりました。
日本銀行は追加利上げを急がない姿勢を示し、円安・株高要因となっています。
さらに、配当金の再投資や株主総会シーズン入りによる需給改善への期待も投資家心理を支える材料。
半導体やAI関連の好調も、今週の市場を語るうえで外せないポイントといえるでしょう。

日本株市場の注目ポイントと主要イベント
この章では本株市場の注目ポイントと主要イベントについて説明します。
2025年6月第3週の注目テーマ
今週の日本株市場では、半導体・AI関連株の強さと地政学リスクが注目を集めました。
日経平均は週間で1.50%上昇し、38,403円で取引を終えています。
半導体株は米国市場の好調さに牽引されましたが、地政学リスクは中東情勢を中心に市場心理に影響を与えた格好です。
投資家の関心が分散した一週間となりました。
半導体・AI関連株の動向
半導体・AI関連株は週を通して堅調な動きを見せ、市場を下支えしました。
アドバンテストやレーザーテックなど日本株だけでなく、米国のNVIDIAやブロードコムも好調。
この流れを受け、日本ではエッジAI関連株が注目され、ジーデップ・アドバンスなどが買われました。
長期的な成長トレンドが続く見通しです。
地政学リスクと為替の影響
中東情勢の緊迫化が為替と株価に大きな影響を与えました。
イスラエルとイランの対立激化で週初めに一時売りが優勢となる展開。
しかし、リスクの顕在化が限定的だと判断されると買い戻しが進みました。
為替面では円安が進行し、ドル/円は145円台半ばまで上昇。
円安は輸出企業の業績を支える材料となった一方、原油価格上昇による輸入物価の押し上げ懸念も生じています。
FRBの利下げ遅れ観測もドル高を後押し。
為替変動リスクが市場の焦点となりました。
株主総会・配当再投資と需給の変化
6月末は株主総会の集中シーズン。
ネガティブ材料が顕在化しにくい環境でした。
配当再投資の動きも活発化し、約2300億円規模の資金が株式市場に流入したと推計されています。
外国人投資家は現物・先物合計で2969億円の買い越しを記録し、9週連続の買い越し。
事業法人も3270億円買い越す一方、信託は3718億円売り越すなど、需給面で複雑な動きが見られました。
こうした構造的要因が市場の下値を支える役割を果たしています。
需給の変化が今後の相場にどう影響するか注目です。
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今後の注目イベントと投資戦略
今後は7月9日の米国関税再発動が最大の焦点。
米国が日本輸入品への関税を10%から24%に引き上げる可能性があり、自動車産業を中心に影響が懸念されます。
投資戦略では3つのポイントが重要となるでしょう。
地政学リスク耐性としては、防衛・エネルギー株が中東情勢下で相対的強さを発揮。
需給改善期待では、配当再投資や株主還元強化銘柄に注目。
業種別選別では、半導体・AI関連は成長持続性が高い一方、内需株は円安リスクを勘案する必要があります。
FOMCや日銀金融政策会合の動向にも注視が必要で、利下げタイミングが株式市場の方向性を左右するでしょう。

日本株市場の現状課題と今後の展望
この章では日本株市場の現状課題と今後の展望について解説します。
現状の課題と投資家心理
2025年6月の日本株市場は、明確な上昇材料に乏しい状況が続いています。
一方で、中東情勢の緊迫化や米国の関税政策など外部リスクへの警戒感が根強く残るのが特徴です。
積極的に買いを入れる理由が見つかりにくい反面、急いで売るほどの悪材料も少ないため、投資家は様子見の姿勢を強めていると考えられます。
為替はドル高・円安基調で推移しており、企業の自社株買いと海外マネーの流入が下値を支える要因となっています。
日経平均は38,500円を中心に上下動を繰り返す展開が続いているのが現状です。
投資家心理としては「買いも売りも決め手に欠ける」といった声が多く、方向感のない相場が続いている状況です。
こうした環境下では、短期的な値動きに一喜一憂せず、中長期的な視点で投資判断を行うことが重要となるでしょう。
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業種別・銘柄別の明暗
直近の日本株市場では、業種や銘柄によってパフォーマンスの差が大きくなっています。
半導体や再生可能エネルギー、ヘルスケアなど成長分野の企業は堅調に推移し、投資家からの注目度も高い状況です。
一方、従来型の金融や自動車、機械セクターは米国関税政策や円高リスクの影響を受けやすく、やや軟調な展開が続いているのが現状です。
TOPIX-17で見ると、エネルギー資源や商社・銀行、機械などは業績好調で株価も堅調に推移しています。
しかし、医薬品や運輸・小売、情報通信などはパフォーマンスが低迷している傾向が見られます。
インバウンド関連や一部大型株は訪日客増加を背景に明るい材料があるものの、全体としては選別投資が求められる局面といえるでしょう。
夏枯れ相場への備えとリスク管理
夏場にかけては「夏枯れ相場」と呼ばれる出来高減少と値動きの鈍さが特徴となります。
この時期は海外投資家や機関投資家が夏季休暇に入るため、売買が減りやすく、株価が上下しにくい傾向が強まるのが一般的です。
短期売買で利益を狙うのは難しくなるため、無理に取引を増やすよりも、ポートフォリオのリスク分散や資産配分の見直しを優先するのが賢明でしょう。
また、猛暑関連銘柄(ビールやアイス、家電など)は季節要因で注目されやすい傾向にあります。
夏枯れ相場は一時的な現象と割り切り、長期投資の視点で安定した銘柄や割安株への投資を検討することも有効です。
資金管理を徹底し、損失を最小限に抑える工夫が大切になるでしょう。

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日本株市場で投資家が満足するためのチェックポイント
この章では日本株市場で投資家が満足するためのチェックポイントについて説明します。
投資判断のための情報収集方法
投資で失敗を避けるには、信頼できる情報を効率よく集めることが大切です。
まず、企業の公式「IR(投資家向け情報)」ページを確認しましょう。
ここでは決算資料や事業説明、株主向けプレゼンテーションなど、投資判断に必要な一次情報がまとまっています。
加えて、BloombergやRefinitivなどリアルタイムの金融ニュースサービスを活用すると、市場の最新動向を逃しません。
最近はAIやビッグデータを使った分析ツールも登場し、SNSやニュースの「投資家心理」まで数値化できるようになっています。
海外の大手証券会社や金融メディアのレポートも参考にすると、グローバルな視点でリスクやチャンスを見極めやすくなります。
情報は多角的に集めることが重要です。
必ず複数のソースを比較し、偏りのない判断を心がけましょう。
指標・決算書の見方と活用ポイント
企業分析の基本は「決算書」を読むことです。
決算書には「損益計算書(PL)」「貸借対照表(BS)」「キャッシュフロー計算書(CF)」の3つがあります。
PLでは売上や利益の推移を確認し、前年同期比(YoY)で成長しているかをチェックします。
BSでは資産と負債のバランスを見て、自己資本比率や流動比率が適正かを判断しましょう。
CFでは営業活動によるキャッシュがプラスかどうかを確認。
指標としては、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、配当利回り、EPS(1株あたり利益)などがよく使われます。
たとえばPERが同業他社より極端に高い場合は割高、低ければ割安の可能性があるといえます。
複数年分のデータや業界平均と比較することで、より正確な判断ができるでしょう。
▼株価指標について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
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初心者・中級者が意識したい投資戦略
初心者や中級者におすすめなのは「長期・分散・積立」の基本戦略です。
個別株だけでなく、インデックスファンドやETF(上場投資信託)を活用し、複数の業種や地域に分散投資することでリスクを抑えられます。
また、「ドルコスト平均法」を使い、毎月一定額を積み立てていくと、タイミングを気にせず安定的に資産形成が可能です。
配当金や分配金を再投資することで、複利効果も期待できます。
短期売買で利益を狙うよりも、長期目線で市場の成長に乗る方が初心者には向いています。
自分のリスク許容度や目標に合わせて、資産配分や投資額を調整することが大切。
焦らずコツコツ続けることが、投資で満足するための近道となるでしょう。

まとめ
2025年6月第3週の日本株市場は、日経平均が38,000円台を維持しつつも、個別銘柄では下落が目立つなど明暗が分かれました。
地政学リスクや為替変動、米国の金融政策が相場に影響し、全体として不安定な展開が続いています。
こうした相場では焦って売買せず、リスク管理と分散投資を意識し、長期目線で冷静に戦略を立てることが大切です。
情報収集と資産管理を徹底し、次のチャンスに備えましょう。


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