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【押し目からの3万8000円台復活?】2025年5月第5週・株式市場の振り返り

カブヤク
カブヤク
カブヤクです。2025年5月第5週・株式市場を振り返っていきます。

 

今週の結果

結果

  • 週間累計:+161,797円
  • 5月累計:+733,880円
  • 年間パフォーマンス:2.8%

 

今週は基本的には上昇で、最終日の金曜日は陽線ですがマイナスに。

個人的な結果としてはとてもよく、決算でやられた銘柄に好材料が出て急騰。

1銘柄でかなりの額を稼ぐことができました。

日経も前回の高値を超えたので、まだ上昇トレンドは継続で問題ないと思います。

しかし、ダブルトップで下落の可能性とトランプ大統領の政策次第でまた荒れる可能性もあるので、引き続き注意が必要です。

 

今月の結果はすごいですね。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
過去最高の結果を出すことができたけど、まだまだ安定はしていないから慢心はダメだよ。含み損もまだ解消してないしね。

 

▼月別の詳細なアノマリーを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。


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2025年5月第5週の日本株式市場:日本株市場の振り返り

この章では2025年5月第5週の日本株式市場の振り返りをしていきます。

 

日経平均株価とTOPIXの推移

2025年5月第5週、日経平均株価は大きな値動きを見せました。

週のはじめは37,531円台でスタート。

5月29日には一時38,432円まで上昇しています。

その後、週末には再び下落し、5月30日には37,965円で取引を終えました

TOPIXも同様に、週中に2,812ポイントまで上昇。

週末には2,801ポイント台に下落しています。

米国の関税政策やAI関連株の動向、為替変動など複数の要因が絡み合う展開となりました。

 

2025年5月第5週の主要な出来事

この週は、米国のトランプ前大統領による関税政策を巡る裁判の判決が大きな話題となりました。

5月29日には米国の裁判所が関税の一時停止を命じたことで、東京市場は大幅高となり、特に自動車やAI関連株が買われました。

しかし翌日には、控訴審で関税が再び有効とされ、投資家心理が悪化し、株価は下落に転じます。

また、米AI大手エヌビディアの好決算も注目され、AI関連銘柄の上昇を後押ししました。

為替相場では、ドル円が一時145円台まで円安が進行。

輸出企業の業績期待が高まる場面もありました。

このように、海外要因と企業決算が市場を大きく動かした週となります。

 

市場に影響を与えた国内外の要因

米国トランプ関税政策の影響

トランプ前大統領の関税政策は、日本株市場に大きな影響を与えました。

週の前半、米国の裁判所がトランプ関税の一時停止を命じたことで、輸出関連株を中心に買いが集まる展開となります。

しかし、翌日には控訴審で関税が再び有効となり、市場は再び不安定な状況に逆戻りします。

このように、関税を巡る米国の政策や裁判の動きは、投資家心理や株価の変動要因となるのが特徴です。

初心者の方は、「米国の関税=日本の自動車や電機メーカーの収益に直結」と覚えておくと理解しやすいでしょう。

 

エヌビディア決算とAI関連銘柄の動向

AI分野で世界をリードするエヌビディアは、2025年4-6月期も過去最高の売上高を記録しました。

特にデータセンター向けの売上が急伸し、AI需要の強さが改めて示されました。

一方で、中国向けAI半導体の輸出規制による一時的な利益減も発表されていますが、それでも市場予想を上回る内容。

この好決算を受けて、東京市場でもAI関連株が買われる展開となりました。

AIに関連する半導体やIT企業は今後も注目が集まりやすい分野といえるでしょう。

 

為替(円安・円高)の変動と株価への影響

5月第5週は、為替相場も大きく動きました。

米国の関税政策を巡る不透明感や米長期金利の低下を受け、ドル円相場は一時145円台まで円安が進行。

円安になると、日本の輸出企業の業績が良くなる期待から、株価が上がりやすくなります。

一方、週末には再び円高方向に振れたことで、輸出関連株を中心に売りが出て株価が下落する場面もありました。

為替の変動は、株価にとって非常に重要な要素。

投資初心者の方は、「円安=株高、円高=株安になりやすい」と覚えておくと良いでしょう。

 

今週の日経平均は右肩上がりでしたね。
後輩ちゃん
後輩ちゃん

 

日本株市場の動向と主要トピックス【2025年5月第5週】

この章では日本株市場の動向と主要トピックスについて説明します。

 

株価反発の背景

2025年5月第5週の日本株市場は、複数の要因が重なって株価が反発しました。

米中の関税引き下げ合意が発表され、投資家の間で安心感が広がったのが大きな材料です。

この影響で、日経平均株価は一時3万8000円台を回復する場面も見られました。

また、米国の半導体輸出規制見直し案が撤回されたことで、半導体関連株にも買いが集まりました。

一方で、円高傾向や米国の格下げリスクなど、警戒材料も残っています。

株価の上昇は一時的な楽観ムードによる部分もあり、週末にかけては再び不安定な動きとなりました。

投資家は、今後の日米財務相協議や米国経済の動向にも注目しています。

 

自社株買いと配当金支払いの需給効果

今年度の自社株買いは、過去最高水準となっています。

5月時点で5兆円を超える規模となり、企業の株主還元姿勢が強まっています。

この動きは、株式市場の需給を一時的に引き締める効果を持ち、株価の下支え要因となりました。

さらに、6月末にかけて配当金の支払いが本格化し、その再投資も市場に資金を呼び込んでいます。

海外投資家もこうした株主還元策に注目しており、日本株への資金流入が続いています。

ただし、こうした需給要因が今後も続くかどうかは不透明です。

一時的な株高に終わらないか、慎重な見方も出ています。

 

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海外投資家の動向

5月第4週まで、海外投資家は現物株を8週連続で買い越しました。

この動きが日本株市場の反発をけん引しています。

一方で、個人投資家や信託銀行は売り越しが続いており、海外マネーの存在感が際立ちました。

現物株の買い越し額は前週より減少したものの、海外投資家の日本株への関心は高い状態です。

特に、米ドルからの資金シフトや日本企業の株主還元強化が背景にあります。

今後も海外投資家の動向が日本株の方向性を大きく左右するでしょう。

 

注目された業種・銘柄

5月第5週は、特定の業種や銘柄に投資家の注目が集まりました。

特にAI・半導体関連や輸出企業が話題となっています。

米中関税の緩和や米国の半導体政策の変化が、これらの業種に追い風となりました。

また、原子力発電関連やデータセンター向けの企業も好材料があり、株価が上昇しています。

一方で、業績見通しや配当方針が市場期待に届かなかった企業は売られる場面もありました。

投資家は、業績や政策の変化に敏感に反応しています。

 

AI・半導体関連銘柄

AIや半導体関連企業は、引き続き市場の注目を集めています。

アドバンテストやディスコ、大阪有機化学工業、SUMCOなどが代表的な銘柄です。

生成AIやデータセンター向けの需要増加が、これら企業の業績を押し上げています。

例えば、ディスコは半導体製造装置の出荷が好調で、売上高が過去最高を更新しました。

株価は一時調整を挟みつつも、再び上昇トレンドに転じる動きが見られます。

AI半導体市場は今後も拡大が予想されており、長期的な成長期待が続いています。

 

輸出関連企業

輸出企業も、5月第5週の日本株市場で注目されました。

古河電気工業やフジクラ、住友電気工業などの電線大手は、米国の関税リスクが低いことやデータセンター向けの売上拡大が評価されました。

また、三菱重工や日本製鋼所、IHIなどの原子力発電関連銘柄も、米国大統領の原発増強政策を受けて買われています。

これらの企業は、海外需要の取り込みや政策の追い風を受けて、株価が上昇しました。

一方で、為替の動向や海外経済の影響を受けやすいため、今後も注意が必要です。

投資家は、業績や政策リスクを見極めながら銘柄選びを進めています。

 

AI関連はまだまだ熱いですね。
後輩ちゃん
後輩ちゃん

 

日本株式市場の注目ポイントと今後の展望【2025年5月第5週】

この章では日本株式市場の注目ポイントと今後の展望について解説します。

 

テクニカル指標から見る相場の強弱

2025年5月第5週の日本株式市場では、テクニカル指標が投資家の注目を集めました。

日経平均株価は37,965円前後で推移しています。

短期・中期の移動平均線(5日、25日)はいずれも上向きで強気のシグナルが出ている状況。

短期的には反発力が強いものの、過熱感にも注意が必要となるでしょう。

初心者の方は、移動平均線やRSIなど基本的な指標の動きに注目すると、売買タイミングの判断材料になります。

 

今後の注目材料とリスク要因

今後の日本株市場で注目されるのは、米国の金融政策や景気動向、そして日本企業の決算内容です。

米国の長期金利は5月末時点で4.25%と高止まりしており、FRB(米連邦準備制度理事会)はしばらく金利を据え置く姿勢を示しています。

トランプ政権の関税政策による景気減速リスクも意識されており、世界経済の先行き不透明感が続く状況。

日本企業の多くは2025年度の業績予想を保守的に見積もっており、特に自動車や鉄鋼、海運など輸出産業は大幅な減益を見込んでいます

こうした外部環境の変化が、株価の上下に直結するため、最新の経済指標や企業発表をこまめにチェックすることが大切となるでしょう。

 

米国長期金利と景気後退リスク

米国の長期金利は2025年5月末時点で4.25%。

前年よりやや低下していますが、依然として高水準です。

FRBはインフレや失業率の動向を見極めつつ、金利を据え置いています。

トランプ政権の追加関税政策が物価上昇圧力を強める一方、企業や消費者のマインド低下が景気減速リスクを高めています。

IMF(国際通貨基金)は米国のリセッション(景気後退)確率を40%まで引き上げました。

今後の経済指標次第で日本株にも影響が及ぶ可能性があるでしょう。

米国経済が減速すれば、日本の輸出企業の業績悪化や株価下落につながるため、注意が必要となります。

 

企業決算と業績見通し

2025年度の日本企業決算は、全体として慎重な見通しが目立ちます。

上場企業の約35%が減益を予想

とくに自動車・鉄鋼・海運などの輸出産業で大幅な利益減が見込まれています。

たとえば、三菱商事は前期比26.4%減益、三井物産も14.5%減益を見込んでいる状況。

米国の関税政策や中国経済の減速、資源価格の下落などが主な要因です。

一方で、金融やサービス業の一部は増益を狙っており、全体の約57%の企業が増益予想を掲げています。

今後は、米国の政策動向や為替相場の変化、原材料価格の推移が業績を左右するカギとなるでしょう。

投資初心者の方は、決算発表や業績予想のニュースをこまめにチェックすることで、投資判断の精度を高められます。

 

カブヤク
カブヤク
先行き不透明だから減益を予想する会社が多いのかな?

 

2025年5月第5週の日本株市場で投資家が押さえるべきポイント

この章では2025年5月第5週の日本株市場で投資家が押さえるべきポイントについて説明します。

 

投資家心理と市場の課題

2025年5月第5週の日本株市場では、投資家心理の変動が目立ちました。

米国の関税政策や景気後退リスクといった外部要因が不安材料となり、相場は上下に揺れやすい状況です。

特に、海外投資家が日本株を積極的に買い越す一方、個人投資家は利益確定や現金化を優先する流れが続いています。

この需給のバランスが、株価のリバウンドや一時的な下落を生み出しています。

初心者の方は、短期的な値動きに一喜一憂せず、企業業績や経済政策などの「本質的な材料」を重視することが大切です。

市場の変動幅が大きい時期は、分散投資や積立投資などリスクを抑える方法も有効となります。

 

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今後の投資戦略のヒント

今後の日本株投資では、日米の決算発表や米国の政治動向が重要なカギを握ります。

関税政策や為替の変動が企業業績にどう影響するか、最新の情報をチェックしておきましょう。

直近では自社株買いの動きや、6月末にかけての配当再投資による需給改善も期待されています。

また、割安感のある内需系小型株や、AI・半導体など成長分野の銘柄にも注目が集まっています。

投資初心者は、値動きの大きい時期ほど「長期目線」「分散投資」を心がけると安心です。

焦らず、自分の投資スタイルを守ることが成功のコツとなります。

 

新NISA活用のポイント

2024年からスタートした新NISAは、非課税で投資できる金額や期間が大きく拡大されました。

つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能で、年間最大360万円、累計1,800万円まで非課税で運用できます

しかも、非課税保有期間が無期限となったため、じっくり長期投資できるのが大きな魅力です。

一度売却した分の投資枠も翌年以降に再利用できるため、ライフイベントに合わせて柔軟に資産運用を続けられます。

初心者は、まずはつみたて投資枠でインデックス型投資信託などを毎月コツコツ積み立てる方法から始めるのがおすすめです。

クレジットカード積立を利用すれば、ポイントも貯まるなどメリットも多いといえるでしょう。

 

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個人投資家向け注目情報

最近の日本株市場では、海外投資家の買い越しが続いている一方、個人投資家は売り越し傾向が目立ちます。

このため、需給面では個人の売りを海外勢が吸収する構図となっており、株価の下支え要因となっています。

6月末には配当金の再投資による資金流入も見込まれ、需給環境は良好です。

また、自社株買いの増加や新NISAの普及が、今後の日本株市場を支える材料になるでしょう。

個人投資家は、短期的な値動きに惑わされず、長期的な資産形成を目指す姿勢が大切です。

今後も情報収集を怠らず、自分に合った投資方法を見つけていきましょう。

 

調べてみたところ、過去5年の6月の勝率は60%です。今年はどうなりますかね?ちなみに過去5年の5月の勝率は100%で、今年も勝ちでした。
後輩ちゃん
後輩ちゃん

 

まとめ

2025年5月第5週の日本株市場は、日経平均株価が37,531円から38,432円まで上昇後、週末には37,965円で取引を終えました。

TOPIXも同様に変動。

米国の関税政策やエヌビディアの好決算、為替の円安進行が市場を動かし、輸出関連株やAI関連株が注目されました。

週末には再び下落するなど不安定な展開となり、今後も海外要因や企業決算、為替動向に注意が必要です。

 

日経平均は少し上がりすぎな気もしますね。
後輩ちゃん
後輩ちゃん
カブヤク
カブヤク
急上昇したから、一度押し目を作るか、そのまま下がるかどっちになるか読めないね。

 

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参考:

-トレード結果